船形山(1500m)宮城県、山形県 日本二百名山、東北百名山

 

 

8h42m(休憩含む) スピード(登り271m/h 下り-341m/h)

累積標高差(登り1,122m、下り-1,111m)

 

そろそろ未踏の日本百名山を登りたいと、蓼科山を調べていた。

8日は晴れの予報だが、天気図を見ると、北に動いた高気圧が西と東の低気圧に挟まれる形となっている。これならば長野県の山より東北の山の方が良いな。と判断し、未踏の東北百名山で日本二百名山の舟形山に行ってきた。歩行距離が短い大滝登山口までは酷い道を運転しなければならないと、泉ヶ岳で知り合った男性に教えて貰っていたので、ここは歩行距離はあるが道路が整備された旗坂登山口まで運転し、そこから歩くことにした。8時間くらいの歩行時間となるが、それだけ楽しいだろうとポジティブシンキング。

朝3時前に起床し、登山口に着いたのは6時30分ころ。駐車場の車は自分が4台目だった。トイレで用を足し7時近くに出発。今回はスポーツドリンク500ml✕2本、

水500ml✕2本、ウーロン茶500ml✕1本とスポーツドリンクの粉末を用意。行動食としてあんぱん、ランチパック、スポーツゼリー、その他に山頂でのランチに小さなカップラーメン。梅干しとポッカレモン果汁も持ち、先日の南蔵王周回のようなシャリバテや足の攣りの予防に意識的に食べたり飲んだりした。登山口に「30」という数字の看板があり、山頂の1番までカウントダウンするようになっているし、適度に標識も現れ、今どの時点を歩いているのか理解しやすい。

山の中はいきなり「りりりり」とハルゼミの大合唱から始まりそれが永遠続く。こんなにハルゼミがいるのか?!と驚きつつ「これじゃ熊鈴の音がかき消されてしまう」と思った。

 

七ツ森

 

 

駐車場に到着

 

 

大きな看板がいくつかあります

 

 

林道のような道を少し歩くと…

 

 

登山口。30番から。

 

 

ブナの森にハルゼミの「リリリリ」が響き渡っています

 

 

前日、岐阜の年老いたお袋から送られてきた関市虎屋のあゆ菓子。

これが最高に旨い。

 

 

26番当たりの「旗坂平」まで来るとハルゼミの合唱を切り裂くように近くでウグイスの声が響いた。小さな沢が流れる場所には甲高い声のカエルの鳴き声も出てきた。

登山道は、しばらくは緩やかな道が続き、周りは緑のブナ林で花はない。

この日の初めての花はマイヅルソウだった。2時間位ブナ林を緩やかに登っていった先にようやく「三光宮」の分岐点が現れた。その「三光宮」という場所に寄ったら視界が開けた場所だった。それまでひたすら森の中を歩いてきたので、三光宮からの風景を見た時は気分が良かった。そこにはサラサドウダンも咲いていた。太陽と星と月が描かれた石板があったが、山岳同盟の部長の影響で「サンコウ」というとサンコウチョウという鳥を直ぐにイメージした。こんな時サンコウチョウが現れればいいなと願ったがそんなうまい話はなかった。その後再び山の中を歩く。

 

まだきれいな標識

 

 

こちらの標識は既にクマの被害があります。

 

 

巨木の倒木も切られ整備されています。ありがたい。

 

 

この日のお花一号はマイズルソウ

 

 

ツマトリソウの群生が現れた

 

 

お花のアップ

 

 

三光宮に寄ってみた

 

 

分岐からすぐに到着

 

 

視界が開け気持ちいい

 

 

振り返ると、太陽、月、星の石碑

 

 

サラサドウダン

 

 

ムラサキヤシオ

 

 

鳥居があった

 

 

不動石の標識もあるが、どこに石があるのだろう?

 

 

マイヅルソウの群生

 

 

小さな沢が流れていて、カジカガエルが鳴いていました。

 

 

イワカガミも沢山あるときれいです

 

 

枡沢避難小屋は山の中に建っていた。中を覗いてみたらとてもキレイであった。小屋から先は沢登りとなる。沢の中から突き出た岩を伝って上流へと進む。最初はこわごわ進んでいたが慣れてくると面白い。シラネアオイやオオバキスミレが咲いている。迷いそうな所で足を乗せたい岩に直接矢印が刻まれている。上部の滑りそうなところには鎖まであるが、この日は水量が少なく問題はない。

 

避難小屋が出てきた

 

 

看板

 

 

2階からも入れるようだ

 

 

小屋内は綺麗

 

 

山頂まであと1.7k!

 

 

イワカガミの集団

 

 

ここから沢登り

 

 

この日初のシラネアオイ

 


石の上を選んで進みます

 

 

足を置きたい石の上に彫られた矢印

 

 

いくつかありました

 

 

ピンクテープも手掛かりです

 

 

フレッシュなシラネアオイ

 

 

気づいたらもう6番まで来てました

 

 

初めての残雪

 

 

サニョウカ

 

 

お花のアップ

 

 

久しぶりに見たオオバキスミレ

 

 

お花のアップ

 

 

鎖も出てきたが水量少なく、つかまらなくても大丈夫だった。

 

 

枯れ沢を詰める

 

 

沢の最上部は枯れ沢になり、やがて3番の「千畳敷」から山頂避難小屋が見えた。尾根に出ると反対側の山形県側の街並みや山並みが見えた。昨年10月に山岳同盟の顧問と部長の3人で登った黒伏山がまさしくそれという形で立っている。

 

階段状に整備されている

 

 

振り返ると山々の稜線が見えた

 

 

仙台?の街並みも見えた

 

 

3番の千畳敷

 

 

今年初のゴゼンタチバナ

 

 

山頂避難小屋が見えた

 

 

ズーム。絵になるなー。

 

 

尾根に出ると山形側の山並みが見える。特徴ある黒伏山だ。なつかしい。

 

              -後編につづく-