『赤道海国 サントメ・プリンシペ』新たな挑戦 | 写真家・小澤太一の『logbook』

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小澤太一のなんでもない毎日の記録集

今回の写真展10日間で、本日が終わってやっと折り返し。

会期も残り5日間です。

 

今日も朝10時から18時20分くらいまで会場に在廊していました。

キヤノンギャラリーほど、常にお客様で混んでいるわけではないので、

来場のみなさんとゆったりといろんな話をさせてもらうことが多いです。

 

「キヤノンの時、人、やばかったですもんね(笑)今回はいろいろ話せていいな」

なんて、おしゃべりに何度も来ていただく人もいたりして…

 

また「あ、まだあの写真、あった〜!!うれし〜」と喜んでくれる人もいて、

いやいや、うれし〜のはこちらの方ですよ、と感謝しっぱなしでございます。

 

特装本についてくる写真には、展示写真が額ごとついてくるのですが、

それは一点モノなので、早く来てくれた人ほど、選ぶ選択肢が多いです。

すでに2/3以上旅立っているので、選べる枚数は少ないですが、

そんな中でも「コザワさんの写真、好きだからなぁ〜」なんて

特装本を買っていただくと、気持ちがピリリとひきしまります。

一人一人の応援が身にしみます。

 

また、みなさんに気を遣わせたくないので

「手ぶらで来てね」とお願いさせてもらっているので、

今回の写真展では、本当に手ぶらで来てくれるようになりました。

これはあの文章やお願いを読んでそうなっていたとしたら、

ちょっとうれしいことですね。

ギャラリーにはいつでも手ぶらでフラっとお越しいただき、

のんびりと過ごしていただきたい…と思っている今日この頃。

電車賃を使って、大切な時間も割いていただいてきているのに、

そのうえお土産なんて申し訳無さすぎるので…

 

来ていただけるだけで十分うれしく思っていますので、

手ぶらで十分なのです。

特装本もそこそこ販売が出ておりますが、ひとつ予想と違うのがこちらの写真版写真集。

過去に「レソト日和」写真展で販売した9999円の「レソト日和」

東京アートブックフェアで10000円で販売した「Don Det」と続いて、

今回は3冊目の「赤道海国 サントメ・プリンシペ」です。

(過去2冊はどちらも完売御礼して、今は販売しておりません…)

こちらも多くの人に、品質の良さを知っていただき、そこそこ旅立っていっていますが、

僕が予想していたよりかは販売数が少ないのが現状です。

 

まだ期間が折り返しなので、これから購入していただく人もいるでしょうが、

このままいくと、予定していた目標…というか、それしかない目標??…の

【完売】が難しいかもしれないなぁ…と思っていたりもします。

 

ドリームラボ…これは通常1冊ずつ作れる写真集ですが、

僕たちがこだわった製本などの事情で、常に1冊ずつ作ると単価がアップしてしまうことで、

最初から在庫を大量に抱えるリスクを負って、たくさん制作することで、

単価をなんとか下げることができました。

 

それでも15000円で販売するのがやっとなのが、ドリームラボの単価の現状です。

 

今まで9999円や10000円で販売していたのは、ある意味いろんなタイアップがあって、

それがあったおかげでその金額で、ギリギリ儲けがほぼなくやってきましたが

今回はちゃんとした制作単価と販売価格を考えると、

15000円より下げることができませんでした。

 

10000円と15000円の本で、売れ行きが違うのは当然のことです。

そもそも10000円でもめちゃめちゃ高価な本なのに、さらに15000円は無茶だ…

と言われたら、もうそれまでです。

 

でも、あの本を見ていただいた人は感じると思うのですが、

ドリラボの良さって、あの品質、あの高級感、あのモノとしての手触りなんですよね。

 

それを作るためには、今現在ではドリラボを使って、あの金額しかないんです。

 

多くの人になるべく手頃に届けるのも一つの方法です。

それは大量印刷の通常の本制作でできること。

僕でいうならば、30代に作った「ナウル日和」、

そして40代で先日作った「SAHARA」がその作り方です。

 

それとは違う挑戦ということで、

あのような本づくりのやり方がある…ということで、

今回挑戦してみています。

 

【15000円で高級品質のドリラボで、

果たして商売になるのか??】

 

この結果がどうなるのかはこれから先の展開次第もありますが、

これまで2冊のようにうまく完売をもって着地できたらうれしいです。

 

しかしひょっとして想定していたように着地できなくても、

きっとこの挑戦は無駄にはならないのかな、、、と

期間中、いろんな人があの本を手にとってみてもらって、

そして購入していただいているのを見ていると思ったりもしています。

 

失うものは在庫の写真集のお金だけで、

あれを作ったことで得たものはそれ以上のものがありましたからね。

 

そして、喜んで購入してくれた人、ひとりひとりの顔を会場で直接見れただけで、

作家としては大きな勇気をもらっています。

 

無くなってしまったら、そこで【完売御礼のドリラボ】

もしご興味ある人がいたら、ぜひ会場でご覧になってください。

 

通販の人は、手に取れないので、不安かもしれませんよね。

今まで「レソト日和」とか「Don Det」であの品質、

そしてたいちゃん&かんちゃんのものづくりへのこだわりを感じていただいている人なら

あの品質と同等以上の本の良さをこちらの本に込めました。

なにせ3冊目ですからね。

いろいろドリラボの良さがわかっています(笑)

ぜひ中身でを見ないで、僕らの心意気に興味を持ってもらえると幸いです。

通販などの詳細はこちらにあります。

https://ameblo.jp/kozawataichi/entry-12489621203.html

 

 

会場でも、まだまだ在庫がいっぱいありますので、

みなさん手にとってもらえるとうれしいです。

 

期間中の在廊もなるべくいようと、いろいろ調整しました。

最終日の日曜日も、朝のわずかな時間だけですが、会場にいます。

お会いしたい人はぜひその時間にいかがでしょうか??

 

【コザワの在廊予定】

●7/10(水)仕事のため、不在ですが、写真展は10時〜19時までやっております。

●7/11(木)朝10時より19時までいます。

●7/12(金)ナイトギャラリーで20時半までやっています。朝からずっといます。

●7/13(土)オープン10時〜13時半まで在廊予定。写真展は19時まで。

●7/14(日)最終日。17時で終わりです。僕は10時〜10時30分までいます。

 

みなさんのご来場、お待ちしております。

小澤太一写真展「赤道海国 サントメ・プリンシペ」
写真展会期:2019年7月5日(金)~7月14日(日)※会期中休廊日なし
時   間:7月5(金)・6(土)12(金)10時〜20時30分
      7月7(日)〜11日(木)・13(金)10時〜19時 
                  7月14(日)10時〜17時 (最終日)
入   場:無料
会   場:Nine Gallery 東京都港区北青山2-10-22 (谷・荒井ビル1F)
     (銀座線 外苑前駅より徒歩3分)
協   力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社/ ジャパンクリエイト株式会社

【会期中イベント】予約不要・入場無料
7月12日(金)19時〜 ナイトギャラリー(ワンドリンクサービス付き)