こんにちは!進行性難病・筋ジストロフィーを抱え歌う小澤綾子です!

 

コロナ感染いよいよ勢いを増してきましたね・・・!家にいることが苦手だった私もすっかり引きこもりです。

 

そして在宅勤務になって約2年が経ちました。

 

それまでは車椅子に乗りながらも毎日電車に乗って会社に通勤しており、

 

会社のほうが仕事に集中できてメリハリもあるので

 

いきなり在宅で!と言われても会社に行きたいなーと思っていました。

 

 

でももう2年も経ってしまうと、在宅勤務なんて快適なんだ!もう元には戻れない!

 

となっているから人というのは不思議です笑。

 

そして引きこもって在宅勤務になって2年で感じたのは

 

「自分が障害者と感じることがとても少なくなった」

 

ということです。

 

体感する障害が軽くなったとも言えます。

 

 

ん、どういうこと??

 

 

在宅勤務になり、

 

Web会議を使って上半身だけうつしながらの仕事に

 

私が車椅子に乗っているという障害なんて関係ないですし

 

障害があるから不便やできないと感じることもない。

 

 

以前は会社に行くのも電車に乗るのに段差があるので一人では電車に乗れなかったり

 

通勤時朝のエレベーターは激戦でなかなか乗ることができず、階段を駆け登って行きたいなぁと思ったり

 

会社から一番近いコンビニとカフェは段差があるので1度も入れたことがないし

 

会社に行って重い荷物を運ばなければならない場面では誰に手伝ってもらおうか・・・と考えたり

 

帰り道にすれ違った知らない人から車椅子邪魔だどけ!と蹴られる場面があったり。

 

 

社会の中で生きると

 

ああ、自分は人とは違う何かができない障害をもっているんだ

 

と改めて気づいて

 

差別を受けたり、不便を感じたり

 

そのやり場のない無力感と悲しみに打ちひしがれることも少なからずありました。

 

 

 

でも、家に居て家族と暮らしてると障害は変わらないというか私の場合はさらに進んでいるはずなのに、

 

障害が理由で不便だなと感じることも少なくなってきたと思います。

 

 

よく障害は本人の中にあるのではなくて

 

社会が作り出している障害があると言われるけれど、

 

社会や街、人の心が作り上げる障害っていうのは少なからずあるなと感じます。

 

 

 

このコロナ禍のリモートワークを通して

 

バリアのない、安心して自分らしく生きられる場をもっともっと増やしていきたいなと

 

改めて感じるのでした。

 

ぜひこれを読んでくださるみなさんと一緒にそんな社会を作っていけたら嬉しいです♪

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!