成人の日に振り返る私の成人の日。

 

20歳の頃治らない進行性難病筋ジストロフィーだとわかった私。


あと10年したら車いす、その先は寝たきりと言われた歳。


 

20歳の成人の日にはみんなと同じように成人式に行った思い出もある。

 

地元の公民館。

 

階段が何段もある入り口。

 

病気の進行でかろうじて歩けるけど、階段を手すりなしでは登るのが難しかった。

 

だから誰も見てない時にこっそり階段をのぼって、

 

何もないよ、平気だよ、という顔をして会場にいた。

 

みんなと同じように、この日のために用意した着物に身を包んで。

 

この頃はまだみんなと同じでいたいという気持ちが強かった。

 

人と違うということは恥ずかしいことだ、隠したいことだ、と思っていた。

 

病気や障害があることをみんなに知られたくなかった。


 

 

そんな頃の自分を懐かしく思う。

 

でも大丈夫。

 

病気や障害が進んでる今、歩けないけれどとっても幸せだよ。

 

隠すことなんて何にもない。

 

むしろ人と違うあなただけの人生を歩んでいるあなたが私は誇らしいよ。

 

 

どんな自分でも、

 

自分らしさを忘れないで。

 

あなたの人生はあなただけのもので

 

誰にも真似できなくて

 

とっても素敵なんだから。

 

 

全ての新成人の皆さんおめでとう。

 

あなただけの人生を思う存分楽しんでね!!!