今回の滋賀県行き、第1目的は竹生島、第2目的が比叡山です。
空海と並ぶ高僧・最澄が開いた天台宗の総本山にして、「叡山の僧兵」や信長の焼き討ちなど歴史上でも有名なここは、世界遺産にもなっています。京都へ行くたびに「行ってみようか」と思っていましたが、意外と時間がかかると聞いて断念していました。
大津からの方が楽に行けるそうなので、今回の旅のプランに入れました。大津から京阪電車でまずは坂本を目指します。坂本も初めてでしたが、延暦寺をはじめ、日吉大社やたくさんの寺社全体の「巨大な門前町」という感じで、とてもすがすがしい雰囲気。行った時は、参道の枝垂桜が満開でした。すごい数の花で、枝が重たそうですね。
坂本散歩はあとまわしにして、ケーブルカーで延暦寺へ向かいます。こちらは下りの写真ですが、開業は昭和2年、日本一長いケーブルカーなんですって。
ケーブルカーの終点・延暦寺駅からは琵琶湖一望です。絶景!
延暦寺は山一つが敷地だけに、全部見るには1日がかり。3つのエリアは結構離れています。
なので今回は、メインとなる東塔だけにしました=それでも3時間以上かかった。
本堂にあたる根本中堂は2026年?まで改修中(工事部分のみ撮影可)。
内部は見られます(写真撮影は禁止)。その荘厳さ、さらにお坊さんの説明も素晴らしいので絶対訪れた方がいい! たぶんこの旅で「行ってよかった」ベスト1は、延暦寺ですね。国宝や重文がいっぱいの国宝殿も必見です。
次回行く時は他の2エリアも見てみたい。
午前で比叡山を下りてきた理由が、写真のこちら。この日は日吉大社の山王祭、その行事の一つ・花渡り式があると聞いたのです。子どもたちがかわいかった!
次は庭園が素晴らしいと評判の旧・竹林院へ。確かにこれは美しい。
大津市街へ戻って、久しぶりに三井寺へ。見どころが多い大きなお寺です。桜もギリギリ見ごろでした。
大津は以前来た時より、マンションが増えて京阪のベッドタウン化が進んだようです。
それでも、京都より全然人は少ない。散策も飲食も落ち着いてできるし、何と言っても目の前の琵琶湖が良い。
私はガイジンでごった返している京都はもう行かないかもしれない、どうしても行く必要があるなら、静かな大津市内に泊まるでしょうね。