今年も阿蘇の山々に
ミヤマキリシマの咲く季節が
やってきました。
草千里を訪れると、
野焼きで真っ黒だった大地は
青々とした草で覆われ
美しい景色が広がっています。
目の前には、
標高1337mの烏帽子岳。
ミヤマキリシマの絶景を求めて
さぁ、登るぞ
(草千里との標高差は200m程です^^;)
とその前に、虫をちょっと探してみると
いた!ジョウカイボンというみたい。
これはヒラタアオコガネ♪
ん?
ひゃぁ〜
シロシタホタルガの幼虫が大発生!
(毒あり要注意)
虫探しはこれにて終了…
さて、気を取り直して山道を登ると
目の前に中岳が見えました!
現在火口付近は
立ち入り禁止区域となっています。
この日の中岳はとても穏やか。
花はちょっと見頃を過ぎていました。
今年は何でも早いですね!
ミヤマキリシマ(深山霧島)は
九州の火山地帯に自生する
野生のツツジ。
もとはヤマツツジの一種でしたが
長い時間をかけて
この厳しい環境に適応してきた
優占種なんだそうです。
平日でしたが
沢山の人が山を訪れていました。
登山道ではすれ違う人たちと
挨拶をしたり
お互いに道を譲り合ったり。
気持ちも晴れ晴れして、
山登りってなんだかいいな
1時間ほどすると
とても見晴らしの良い場所へ
着きました!
でもちょっと足がすくんでしまう高さ。
さっそく下山し、麓へ移動。
道を挟んだ南側の麓では、
沢山の植物がひしめき合う別世界が
広がっていました!
噴火により
撹乱されたこの地では、
植物はどれも大きく育つことはできず
1m程の低木です。
その中に埋もれるように
ミヤマキリシマが
ピンク色の花を咲かせていました。
もうずっと大昔から
この地で生きる植物たちは、
噴火が起きる度に繁栄と衰退を繰り返し
今のこの美しい景色を
見せてくれているんですね。
また来年も見に行こうと思います
阿蘇のミヤマキリシマ、
見ていただき
ありがとうございました