春だけど… | コザクラの日々蝶々

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蝶の飼育を中心に、身近な自然や我が家のペットの紹介をします。

3月に入って冬に逆戻りした季節は

お彼岸を過ぎて

ようやく春本番の暖かさに!

マンション前のソメイヨシノも

チラホラと開花しているようです。

 

 

ポカポカ陽気だった一昨日、

いつもの公園を散歩すると

可愛い花が咲いていました。

 

小さな愛らしいシジミバナ♪

 

これは木瓜の花でしょうか?

古風でおしとやか。

 

落ちてしまった椿の花は、

どことなく寂しげです。

 
木々の枝には個性豊かな住まいを作る
擬態上手なミノムシたち。
 

 

 

実は、昔どこにでも居たミノムシは
場所によっては
絶滅危惧種となっているそうです。

 

 

そして、女郎蜘蛛は無事に冬を越し

今も生きています!

 

サザンカの植え込みに

新たに網を張っていました。

春の嵐に巣が壊れ、

下に落ちたのかもしれません。

 

網にかかった小さな虫を

口に入れて食べていました(^^)

 

 

この公園には、沢山のエノキの幼木が

生えている場所があります。

さてさて、あの子はいるかな…?

と探してみると、

 
いました!
ゴマダラチョウの越冬幼虫です。
 
そして、枝の先には緑色の終齢幼虫も!
 
例年だと、茶色の4齢幼虫なんですが
今年は早いですね。
背中の突起がエノキの新芽のよう。
 
 
 
コムラサキにそっくりですが、
ほんのり赤いお顔が可愛いです♡
 
よく見ると、硬い新芽を前脚で押さえて
必死に齧っています。

 

……………………

 

ここで気が付きました。

 

エノキの葉が、

殆ど開いていないという

ことに…

 

おそらく暖冬の影響で、

ゴマダラチョウの幼虫たちは

早くに目が覚めてしまったのでしょう。

エノキの新芽が成長するタイミングと

合わなかったようです。

 

少し大きな終齢幼虫もいましたが

硬い芽を食べた跡が…。

 

完全に覚醒していない茶色の子は、

エノキの葉が開くまで

じっと待つことができますが、

脱皮をして終齢になった子は

摂食しないと

蛹化できずに死んでしまいます。

 

数えると7匹の終齢幼虫がいました。

周囲を見渡してみると

どうにか少しだけ葉が開き始めた

幼木があったので、

終齢の子だけ移しました。

 

 

 

頭でっかちのひときわ小さな幼虫さん。

 

 

 

葉を食べ始めました。良かったー!!

 

でも、終齢幼虫は沢山食べるので、

数日しか持ちそうにありません。

園内を手当たり次第探しましたが

葉の付いたエノキはありませんでした。

 

 

気が付くと、辺りは薄暗くなり断念…

 

 

さらに夜から今朝まで

滝のような雨が降り続きました。

春だというのに

まだまだ試練がやって来ます。

 

 

神様、どうかあの子達を

お助けください 悲しい