女郎蜘蛛
その姿は美しく妖艶で、
寿命は１年と儚い命。
秋に産卵を終えると
少しずつその姿を消していきます。
寒さに強くないので
冬を越すことはできません。
でも、真冬の今
懸命に生きる女郎蜘蛛の姿が
見られます。
この冬、２度の寒波の襲来で
雪が降り
気温も氷点下となりました。
そんな過酷な状況を
この女郎蜘蛛は乗り越え
今生きています！
すぐそばには力尽きてしまった
仲間の姿がありました。
冬の天気は
時に嵐のように吹き荒れて
小さな生き物に
容赦なく襲いかかります。
遮る物のない場所に張った
網の巣を
この女郎蜘蛛は
何度も何度も作り直したに
違いありません。
網を少し触ると
こちらへ勢いよくやって来ましたが
すぐに元の場所へ
小さな虫が糸で巻かれていましたが、
新たな獲物が掛かった様子は
ありませんでした。
きっとお腹が空いていたんだろうな…
網を揺らしてしまい
申し訳ない気持ちになりました。
この女郎蜘蛛がいつまで生きられるか、
頑張れ！というのは
むごいような気もしますが…
少しでも長く穏やかに過ごせるよう
暖かい日差しが
降り注いでくれるといいな、と
思いました。
この時期に女郎蜘蛛が生きているのは
珍しいことのようです。
今後も見守っていこうと思います！
(^-^)