さくらんぼの季節です。
さくらんぼは桜桃とも書き。
なんという可愛い響き。
日本語のこういう情緒、大好き。
(でも太宰治はあまり刺さりません、ごめんなさいね)
それまで、私の中のさくらんぼイメージは、なんかのスイーツの下の方に入っている、あのふにゃふにゃした感のピンク色のやつ、でした。
正直そんな美味しくは…、ねぇ。
種も邪魔だし。
その後は某海外ドラマから「チェリーパイ」が有名になって。
あれは美味しそう。
でも「パイ」とつくもの全般が好きな私。
上に乗ってるのがチェリーであることは見た目のよさくらいしか評価にならず、なんならアップルパイのが美味しいっしょ⁈な感じでした。
そんな私が、数年前に山形で「さくらんぼ狩り」を体験したのです。
ぶっちゃけ、果物の「狩り」系テンションあがらない。
陽に照らされた果物は瑞々しいけどなんかなまあったかいし。
でも、連れて行ってくれた人は仕事関係の人だったから有無を言わさず状態です。
まぁ、やったことないし、人生経験の一つとして…。
やり方聞いて、ハシゴを登って、紅くて丸っこいさくらんぼをちょい、ともぎって、パクッとな。
ん⁈
なにこれ⁈
んまーい!
そこからはやめられない止まらない!
これは美味しい!
今まで私がさくらんぼと思ってたものは何なんだ⁈
口の中でプチっと弾ける皮と密度の高い甘酸っぱい果肉、爽やか甘く、いくらでもいけちゃう!
初めて果物系狩りが終わるのが惜しいと思いました。
地元の人に「佐藤錦は有名だけど、地元民は紅秀峰のが好き」と聞き、試食させてもらって…紅秀峰にハート鷲掴みされました。
一生食べられる、これ。
あ、でも地元民に「一度にたくさん食べるとお腹壊すかも」って注意されたからほどほどにします。
いや、本音言うとさくらんぼ食べてお腹壊すなら本望なのでばっちこいなんですが、万が一愛するさくらんぼを嫌いになってしまったら人生の損失なので!
ほどほどに!
涙をのんで!ほどほどに!
そして、その年から毎年、このさくらんぼの時期が何より楽しみです。
ふるさと納税でも申し込んじゃったもんね。
他でも頼んじゃったもんね。
安くはないけど、それに見合う価値があるので惜しくないです。
さくらんぼ農家さん作ってくださってありがとう!
そんな私が激烈愛するさくらんぼ、紅秀峰が昨日一つ届いたのです。
んまぁ、綺麗!
まさに宝石。
さっそくパクパクっと頂きました。
幸せ。
今日は頂き物で佐藤錦もやってきました。
うむ、佐藤錦も愛してる。
紅秀峰の次にだけど。
次の紅秀峰がやってくるのも楽しみです。
いやぁ、幸せだなぁ!