今期の朝ドラ「虎に翼」に激ハマり中です。
1話から夢中になって見て、今や7:30にBSで見て、8:00から見て、昼にも見ることがあるくらい。
好きなところをあげるとキリがないですね。
何より、主役の寅ちゃんが「何でも解決しちゃって、誰からも助けてもらえる、清く正しく、誰からも愛され恋されるスーパーヒロイン様」じゃないところが好き!
がむしゃらに自分の正しさを追い求める良さと、無神経さがちゃんと同居してる。
女子部同期で寅ちゃんだけが弁護士になることができたのも、ちゃんと「寅ちゃんだけ実家が太くて周囲の理解があって、兄が居て家を考えなくてもいい」という好条件が揃っているところも良いです。
そういうリアルを何気にまるっと取り入れたヒロインって案外少ない気がするんですよね。
そして、そのことがちゃんと寅ちゃんのパーソナリティに反映されてて、お嬢様的理想論を口にできる甘さと強引さというマイナス面に繋げているところ、すごく好きです。
弁護士になった後の展開も好きでした。
優三さんの存在が都合良過ぎる、て批判もわからないでもないのですが、彼がずっと寅ちゃん好きだったのは最初から見せてくれていたわけだし、地位向上の為の結婚、みたいなド失礼なことを平気でやれる無神経さも寅ちゃんならでは。
結婚したのちも猪爪家内パワーバランスをさりげなく席次で表したりするところも「只者ではないドラマ」感あります。
戦後に入って若干駆け足だなと思いはしますよ?
家庭のこととか娘のこととか、寅ちゃんにとってどうなの?的な疑問もありますよ?
でも、これも何がしかの問題に繋がっていく気がします。
このドラマなら放っておかないはず!
今週もお母さんのはるさんが亡くなったり、道男のエピソードがあったりと盛りだくさんで駆け足駆け足。
2週間くらいかけてもいいのよ…?いっそ数年後に大河にして細かいエピソード入れて完全版作りませんか?と思いつつ、毎日泣きながら見てました。
寅ちゃんがはるさんの枕元で駄々っ子のように泣く姿に号泣ですよ。
ドラマ見た後はXで他の人のポスト見るのが好きなんですが、だいぶ辛口感想も目にするようになりましたね。
孤児に対することでも「寅ちゃんよりよねさん達の方が孤児のことを思ってあげてる」とか。
いやいや、そこはどっちが上とか下とかじゃなくて!
役人である寅ちゃんが動く意味と、よねさん達がとりあえずで居場所と食べることを世話することは違うことだと思うんだけど⁈
批判的な人の感想見ると「え?そんな見方するんだ⁈」と驚くことばかりです。
それは人それぞれだから「へぇー。」くらいしか思わないでいようと思ってます。
そして「人間同士、真に理解し合える日は永遠に来ない…」とも思います。
いや、そんなもんだし、そうで無くては世の中は回ってはいきませんわな。
それを良いとか悪いとか言い出すと問題なだけです。
でも、一つだけ、これだけは言いたい。
「リアルタイムの感想見ながら撮ってないでしょ⁈評判見て台本変えられると思ってんの⁈あと、他のドラマが終わったからこっちに復帰ね、とか、どんな時系列でドラマ撮影してると思ってらっしゃるのかしら⁈」
これだけはねぇ…?
謎な感想…というか、現実的な想像力養おう?と思うんですよね。
そんな悪口書きつつ、今週グッと掴まれた台詞。
「お天道様は見てる」
これから先、道男は辛いことや理不尽だと悔しい思いをするたびにその言葉と、はるさんの姿を胸に描くんだろうな。
今の時代にも本当に必要な言葉と気持ちじゃないかな。
私の場合は「蔵王権現様が見てる」かな?
吉野の山の中に蔵王堂があって、そこに蔵王権現様がおられるんだなぁ、きっと見守ってくださってるんだと、しんどいときなんかに考えて、頑張ろうと思えるのです。
「虎に翼」、来週の予告もすごかった!
月曜日の朝を楽しみなものにしてくれる、すごいドラマに出会えて幸せです。