長命な住宅をつくるには
いま推進されている「ゼロエネルギー」住宅は
言ってみれば開口部が小さくてエネルギーロスを
押える建物です。
しかしこれまで湿度の高い日本の住宅は、
広く開口部をとり、外に開くことで、
機械や電気の力を最小限にする住まいが主流でした。
話題が古民家に偏っていますが、
私の仕事は住まいの新築がメインになります。
古民家に学ぶことが長命住宅の実現の
大きなヒントになると考えています。
古民家を知ることで発見できるもの
それは日本の歴史と文化、
そして地方の風土と独特の風習や技術。
先人の職人さんたちが仕事に込めた思いと痕跡から
現在の住宅につながる歴史。
変わったもの、変わらないもの。
生かしていけるものがあります。
それは電気や動力のない時代にあった
季節と気候と風土にあった暮らしやすさへの工夫、
それが、技術革新がすすんだいまでも
長寿命な家へとつながるヒントであり、
究極のエコ、省エネの考え方でもあります。
また視覚的にも、古民家は文化財や展示物としてではなく、
長い年月を経ることでしか作ることのできない
今でも生かすことのできる大切な遺産です。
工業化された住宅よりは、職人の手によろ
ものづくりに価値を感じています。
古民家をいかに現在の生活に合わせて
つくりかえていくか、もしくは飾っていくか。
そして居心地のいい空間をつくること。
そのように活かしていただきたいと思います。
古民家フォーラムでお待ちしております。
日 時 １１月１２日 土曜日 午後1：30から5：00
「続・英国と日本の古民家再利用の実際」マーチン・モリス先生
千葉大学大学院教授 歴史保全再生研究
座談会 地域の古民家再生事例
パネラー 小田婦紗子 さん 空間コーディネーター 御宿でギャラリーを主宰
都澤 陽子 さん ＮＰＯ ＤＩＹ女子部部長 （当会会員）
他
会 場 千葉市緑区古市場町６１８-１ 古民家カフェ「蔵の家」（当会会員）
定 員 ３０人限
参加費 無料
申し込み 千葉県古民家再生協会ＨＰよりメールにて
秋葉建設株式会社 http://www.woody-akiba.com
一般社団法人 千葉県古民家再生協会 http://www.chiba-kominka.com/