やっと朝を迎えました。
人生で1番長い長い1日でした。
看護師さんが夜中何度も、血圧・体温・おしもの確認をしてくれました。
不安の中優しく声をかけてくれて。
本当にありがたい存在です
6時 水を飲む
8時 朝食(5分粥・おかず・牛乳) 少し食べる
ジクロフェナク錠内服
9時半 フットポンプ・心電図を外す
そして、
とうとうこの時間がやって参りました
「さぁ、がんばって歩いてみましょう!」
いやいや、あり得ないあり得ない
この状態で歩くなんて…。
さっき朝ごはんを食べるのにベットを起こしただけで辛かったのに
でも
私に拒否権などなく…。
歩きましたよぉー!!!
全身の力を振り絞り、起き上がり、立ち上がり
どんなアスリートよりも頑張ってます私
血まみれの術着で髪はボサボサ、ヨレヨレの状態。
受付前にいた家族の方々の驚いた視線を受けながら、間をすり抜け、ぶつかろうが倒れる事なく歩き続けました。(なにもこんな所を歩かなくても…)
人間ってすごいですね。
内臓を取った体でも次の日には歩けるんですから
「がんばりましたねー!
じゃあトイレにも行けそうなので、おしっこの管取りましょう!」
そうなりますよねー。
歩けちゃいましたもんねー
そして、
そのまま診察室へ行き内診を。
「出血はしてないですね」
そこで私は恐る恐るお腹の様子を見てみた。
傷口そのままじゃーん
ガーゼをしていない状態にびっくり。
どうやらボンドでくっつけてるだけだそうです。
縫わないんだ…。
医学は進歩していますね。
「じゃあカテーテル外しますよー。」
痛いよね?
絶対痛いよね??
「大きく深呼吸してー、吐いてー」
で、一瞬にして抜きました。
あれ?
全然痛くない
「呼吸に集中したから気が紛れて痛くないんですよ」と。
先生お見事です
午前中に色々な事をやり遂げ、体力的にも精神的にも疲れました
が、その夜にもっと大変な目に遭うなんて
次回、続きます