私はおじいちゃんが大好きだった
私がお腹をこわすと
おじいちゃんは大きな手で優しく
お腹をさすってくれた
長い時間
ひたすらにさすってくれて
本当はもうお腹の痛みは消えているのに
私は何も言わなかった
嬉しかったから
一生懸命さすってくれて
お腹があったかくて
大事にしてくれているのが伝わって
それが嬉しくて
ずっとこのままでいたかったから
小さいながらにそう感じたこと
今でも昨日のことのように覚えている
だから私も
自分の子供に同じことをする
大きくなった今でも
痛みがあるところをさすってあげると
あの時の私のように
嬉しそうな顔をしている
『手当て』の本来の意味は
手を当てて痛みを和らげること
それに無償の愛が加われば
薬以上に強い力をもつんだろうな