先日、たまたま、チャンネルを変えたら
「○ちゃんの仮装大賞」という番組が放送されてました。
たまたま終盤に近く、合格したチームのダイジェストをやってたのですが、
テレビから流れるセリフに
「ん???」
と何か違和感を感じるワタクシ・・・・・・・・
「なんだろう?この違和感は・・・・・・・・・?」
と思って、チャンネルを変えずに番組を見ていたら・・・・・・
その「違和感」の正体に気づきました。
それは・・・・・・・・・・
司会の〇ちゃんの敬語の使い方
〇ちゃんはね、合格したチームに対して
「○○をいただいてください」
と言っていたの。
「いただく」は謙譲語なので、
自分を下に落として相手を持ち上げる言い回しです。
だから、食事をするときは、自分が「いただきます」
と言いますよね。
あくまでも自分を下げて相手を敬う言い方なので、
相手に「(あなたが)いただいてください」というと、相手を下げることになるんです。
相手が「いただいてください」
と言ったら、
「私が作ったものをあんたにあげるからありがたくもらう(食べ)なさい」
というニュアンスになる
つまり、仮装大賞では主催者側が
「合格したからありがたくいただきなさい」
と言っているわけ。
まあ、合格することが
神社みたいなご利益的ニュアンスだったらそれでもいいんですけどね。
だけど、そんなに(主催者が)えらいのかい?ありがたいのかい?
と思ったので、(私の中では)違和感だったわけです。
もし、 「賞をもらってください」
というニュアンスで合格チームに伝えるのだったら、
「お受け取りください」
というのが、本当かな?と思います。
時々、この敬語の使い方間違ってる人がいて、
お客様に対しても
「いただいてください」 ← これ、×だからね。
とか言ってるのを見かけます。
ちが~う!
「いただくは、自分が人に対して敬意を表することばで、他人に対して言っちゃだめなの」
他人に対して言っていいシチュエーションは
親が子供に(目上が目下に対して)
「ほら、いただきなさい」
と言ったりする場合のみよ~。
これ、お客様に対して使っちゃうと、慇懃無礼(いんぎんぶれい)
になっちゃうからね。
お客様に対しては
食べ物だったら、「召し上がる」「お召し上がりください」
モノだったら「お受け取りください」「お納めください」
が尊敬語です。
と、私は〇ちゃんの仮装大賞をみながらdisってましたとさ。