着物の収納　～たとう紙（文庫紙）～

着物の収納　～たとう紙～

皆さんこんにちはきもの教室クリエイターの武内たかこと申します。
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【実話】
「武内たかこと着物

本日の記事で知れること

着物を収納するときに

和紙の「たとう紙」にいれて

保管されている方が多いと思います

呉服屋さんでも着物や帯は

「たとう紙」にいれて納品されますよね

なぜそうしているのか？

今日はそのあたりについて

お話ししますね～

それではレッツゴー(^o^)　

　着物の収納～たとう紙（文庫紙）～　　

たとう紙（文庫紙）の特徴

材質が紙でできているので

「吸湿性」に優れています

着物を畳んでそのまま箪笥に

入れておくよりも

たとう紙に包むほうが

湿気を吸って

カビ被害を防いでくれます

正絹着物やウール着物等の

動物性の素材の着物などは

虫食いのトラブルに遭いやすいので

一枚ずつたとう紙で包んでおくと

トラブルが回避できます

たとう紙（文庫紙）の素材

昔は和紙だけでしたが

今は色々な素材があります

手漉き和紙（天然の植物を漉いたもの）

吸湿性・防カビ対策としては非常に良い

紙に凹凸があり　滑らないので

着物にしわが寄りにくいです

ただ…料金は高い

化学繊維の和紙

和紙らしい柔らかさと

凹凸感はありますが

吸湿性等は手漉き和紙より劣るため

除湿剤等は必要です

手漉き和紙より料金は手軽

中性紙（洋紙）

変色しにくく長持ちしますが

通気性があまり良くないため

除湿剤を併用する方がいいです

和紙より料金は手頃です

クラフト紙（再生紙）

とても丈夫で安価

凹凸が少ないものもあり

着物がすべりやすいものもあります

長期保管にはむきません

一般的にはクリーニング店などで

使用されています

たとう紙（文庫紙）交換時期

たとう紙も時期がきたら

交換しないと

湿気を吸わなくなり

本来の役割ができなくなります

こんな状態になったら

早めに交換してね～

たとう紙が変色してきた時

3年以上同じたとう紙を使っている時

たとう紙にシミのようなものがある時

結ぶ紐や窓の部分等が劣化してきた時

ちなみに

高級手漉き和紙だと

１枚3000円以上のお値段だとか

だから

箪笥の着物の枚数と

お財布の中身を

確認して買ってね～