こんにちは!

連休終わっちゃいましたね、途端に気温も下がってお体に響きませんように。。


さて!今週末は、熊本県山鹿市で同郷で、しかも幼稚園からの幼馴染!三遊亭ふう丈さんと二人会です!


前回は私、地元に明治時代から現存する芝居小屋「八千代座」にまつわるお話「わさもん」をかけましたが、今回は是非!2人で地元ネタをやりましょうということで、

郷里山鹿の最新作

やりますよー!ネタおろしです!

今日はこの最新作についてお話しします。


山鹿市の博物館に、古ぼけた、小さめのアップライトピアノが展示してあります。




これ、何と山鹿で作られた物なんです。

しかも、大正時代に木工職人が作ったという激レア品です。


作ったのは木村末雄さん、政雄さん兄弟。

近所の呉服屋さんのお嬢さんが弾いていたピアノに惚れ込み、自分で作ってみたい!と一念発起したそう。

いや、いくらなんでも一念発起してアップライトのピアノ作るなんてクレイジーすぎる・・

非常に感銘を受けました。

わさもん(新しもの好き)であり、もっこす(頑固者)であり、何と言うか、スケール特大の有言実行と行動力、根性。


そして山鹿に珍しかったピアノは、お金持ちの方が購入しただけではなく、町の共有財産として、小学校とかいろんなイベントがあるたびに、リヤカーに乗ってあちこち貸していたという。

芸術は、一部の者が楽しむものではなく、みんなで分かち合ってこそのものだという気概も、運んだ時についたという数多の傷が教えてくれます。


是非、浪曲化したいと思い、親に頼み込んで市役所の人に顔を繋いでもらって、子孫の方にお話を聞いてきました。

そしてもらった写真も素敵。

木村ピアノを立ち上げる時に、オリジナル半纏も作ったそうです。




ちなみに、NHKみんなのうたでも題材になった歌が放送されていました。こちらは取材した後で知りました・・

https://youtu.be/d2PhDXlkTUE



この「キムラのピアノ」が聴けるのは、

東大島亭で!!


5/13(土)東大島亭

14:00開演

東大島文化センター


お待ちしてます!!!!