⑨⑥
②⑤⑧⑩③①
⑦④
一見、三連単フォーメーションの馬券のように見えますが…
私のマーラーの交響曲の好きな順番です
(誰も聞いてないっちゅーの)
1列目は9番と6番⇒大大好き
2列目は大好き
3列目は…うんまあ普通
今回は大好きな交響曲第1番〈巨人〉
指揮 ダニエル・ハーディング
東京都交響楽団
前半に演奏されたベルクの「7つの初期の歌」は正直なところ全く知らない私ですが…そんな私でもあっという間に引き込まれてしまうような素敵なソプラノの歌唱でした
そしていよいよ「巨人」
ゆっくりとその世界に入るかのような霧や靄と言われればもうそれ以外のイメージが沸かないくらいの…
sempre pppから始まる弦のフラジョレット
クラリネットが狩りの旋律を吹くまでその静謐な空気を感じて私まで緊張してしまった
ローマの松みたいな冒頭なら緊張しないのに不思議だね
今回の演奏は、全体的にはとても感動しました。
ハーディングも称えたコントラバスのソロやフィナーレでのホルン(+トロンボーン)の立奏、
木管群の綺麗なメロディー
遠くから聴こえる壮麗なトランペット
私の耳に馴染んでいるハイティンクの1番よりテンポが早めな部分もあるけれど、高速なのに雑さや荒々しさがなく、音がぶ厚いのに透明感を感じるくらい
第四楽章中盤…多彩な音が鳴り響き
「やだなぁ…後少しで終わってしまうもう少し聴いていたい」と思っていた瞬間に…
トランペットのミストーン
それに引き続きトロンボーンがつられてもらい事故みたいになったかな
でも即、修正
凄絶な盛り上がりで終わった。
ハーディングのもつ「マーラーの世界観」を明確に表すかのような指揮力
そしてそれに的確に応じる都響の演奏力
凄いなぁ
ちなみに…
外人指揮者×都響
外人指揮者×N響
この組み合わせは【鉄板】と我が家では呼ばれているのです