「炉ばたや銀政」、オープンしました! | 出力モード

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アウトプットがインプットの質を高めるのでは?

かれこれ5か月ほどにわたって関わってきたお店が
おととい無事にオープンしました。

お店の名前は「炉ばたや銀政」と言います。
(馬鹿でかい提灯がお出迎え)



場所は銀座・数寄屋橋。
泰明小学校の向い、1階にオーバカナルが
入っているビルの7階です。

この店を経営するのは、
外食業界の大手、ワタミグループです。

これまで「坐・和民」として運営してきた店を
思い切って業態転換したのです。

日経MJにも大きく取り上げられていたので
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

ワタミさんは戦略として、既存店の一部を
こうした次世代の戦略店舗に変えていくことを
これから実施していくのです。

さて、お店の話。

店名に「炉ばたや」とある通り、
メインは炉ばた焼です。
大きな焼き場で魚や肉、野菜を炙っていきます。

こちらはキンキ。



そして、こちらが名物「一尺二寸串」。
40センチ近い大きな串なので、
シェアして召し上がっていただけます。



出汁巻玉子、ポトサラ、蒸ししゃぶなど
一品料理も充実しています。

ちなみにお通しは、数多くのおばんざいから
選んでいただくスタイル。
思わず目移りしちゃいます。



お酒も日本酒、焼酎はもちろん、
国産ワインも揃えていますので、
酒好きにもご満足いただけるのではないかと。

日本酒は「銀政」ロゴ入りの升が登場。



元が和民だっただけあって、
130席と店内は広いです。

カウンター席、テーブル席、お座敷、完全個室と
揃っていますので、使い勝手も良いのではないかと。

こちらはテーブル席。



***

ワタミさんとは初めてご一緒させていただきましたが、
ものすごく真面目な会社さんでした。

大手ですから一部セントラルキッチンから
届くものもありますが、セントラルキッチンの加工が
ほぼ手づくりなんですよね。

そして大手ならではの食材調達力にも驚きます。
僕らのような規模では、信じられない仕入れ価格の
ものもあるので、値付けが難しかったです。

僕らが高めに値付けすると、ワタミさんが
「いやいやそれは高すぎる!」といって下げるという
不思議なやり取りが幾度も発生しました。

***

ちなみに昭和40年代には「炉ばた焼」は
日本全国に1万軒以上もあったと言われています。

それが気づけばすっかり淘汰されてしまいました。

けれども、「オープンキッチン」「炭火」
「素材を生かす」など、炉ばた焼には
今の時代にマッチする要素はたくさんあり、
外国人からの人気もあるものです。
(六本木の超高級店「田舎家」さんとか。)

もちろん昔のものを再現して懐かしんでも仕方ないですが、
温故知新の視点できちんと再構築すれば、
現代でも十分通用すると思っています。

そして、海外進出にも積極的なワタミさんですから
当然のように業態の輸出も視野に入っています。

***

銀座界隈で気軽に寄れる和食・居酒屋って
意外とないものです。

銀政の想定客単価は3500-4000円程度です。
ぜひぜひ一度足を運んでもらったらうれしいです。

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