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#13 恋愛小説 題名募集しています | こやりまのブログ (ameblo.jp)
「めぐみ、久しぶり!」
彼女は星沢恵で私と同じ二回生で、文学部に通う親友だ。
私とめぐみは中学で、さきは高校でって感じで出会った。
「おい、天野、あの子誰だよ。」
ってめぐみには聞こえない声で聴いてきた、「あとで説明する」って言ってめぐみの方に行く。
「みか、久しぶり。なんか元気だね。最近いいことあったの?」
さすが親友私の体調はすぐにわかるようだ。
「そうね、昨日久しぶりに道場に行って発散してきたから」
発散しすぎて、今週は何が来ても大丈夫なぐらい。
「そうなんだ。それはよかったね。そういえばさっき話していた男の人は誰?」
そう言ってさっきまで話していた直哉の方を指した。
「ちょっと待っていてね。紹介するね。」
って言い直哉を呼びつける。
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「この人は、高校の同級生の出口直哉で、こっちが私の親友の星沢恵」
私が両方を説明すると二人ともは軽く会釈をした。
すると、チャイムが鳴り、急いで三人とも教室に向かった。
「危なかった。ギリギリセーフ」
「ほんとだね。直哉くん。」
「そうだな。星沢さん。」
って感じで少しは打ち解けた感じだった。
授業が始まって、少しすると遅れてきた学生が入ってくる。
そこに昨日のストレスの元の奴がいた。
「げえ。あいつ同じ授業じゃん。最悪。」
「天野どうしたんだ?」
「顔をみたくないやつが来たから。ほらあいつ。」ら
って指で指した。
「あーあの子ね」
「めぐみ、あいつ知っているの?」
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「うん、あの子こっちでは有名な子で。文学部にいる子で。」
「あれ、先輩来ていたんですか。同じ授業で俺めっちゃうれしい。」
いつの間にかこっちまで来ていた。
「そんなことよりも俺の名前忘れたんですか。しょうがないですね。俺の名前は坂下純っすよ。覚えていてくださいね」
自信ありげに答えるのでむかつく、別に教えてもらう必要もなかったのに。なぜか、あきれられた。こっちがあきれたいのに。
あの時逃がすんじゃなかったと思う。
「あらそうなの。さかもと君これからはちゃんと名前で呼ぶね。」
横の直哉は口元を抑えていて、笑いをこらえるのに必死だった。
「違うっすよ。さかしたです。」
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「あら、ごめんなさい。さかもと君。」
「もういいっす。さかもとで」
「それで何の用よ。まさか一緒に授業を受けようって考えではないよね。あんた邪魔だから。」
またも横の直哉は口元を抑えていたが、
「いんじゃない、別に一緒に受けようぜ!ほらこっちに来い。」
「先輩~( ;∀;)」
直哉の誘いに乗ってこの男は直哉の隣に座った。
「すいません先輩。わざわざありがとうございます。」
尊敬のまなざしで直哉の方に感謝を告げていた。
「別にいいぞ。けど授業中は静かにな。ほかの人にも迷惑がかかるから」
そうゆわれた奴は「こくり」とうなずき静かに授業を受ける。
なぜ直哉と私とでここまで対応が違うのか。
無性にイライラした。
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また、めぐみは静かに授業を受けいていた。
このめぐみ、本当に真面目で興味のある分野には集中力はすさまじい。
さっきまで話していたけど、興味のある分野になっていたので、私と直哉と坂下のことは無視して授業に集中している。
そして、チャイムが鳴るまで沈黙が続き。
チャイムが鳴ると、それは一気に解放されたかのように私たちは話始める。
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#15 恋愛小説?? | こやりまのブログ (ameblo.jp)