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#14 恋愛小説 題名募集しています | こやりまのブログ (ameblo.jp)
「で、坂下君は何?昨日もそうだけど本当に何?私に何の用事なの?用事がないなら早く私の半径10メートルには近づかないで」
「ひどいじゃないですか。天野先輩~( ;∀;)」
こいつ涙目でこっちに訴えかけてくる。
けどそんな目でこっちを見ようとも断固としてこいつを近づかせない。
「そうだぞ。天野、後輩がかわいそうじゃないか。」
「そうよ。ミカ。だから、あなた美人だけどそういう性格だからみんなから避けられるのよ。」
愚の根も出ない。
「先輩!!」
「ほら、ちょっとはこの子の相手もしてあげなさい。」
「わかりました」
直哉と恵の言葉を承諾して、仕方がなくこの坂下の言葉に耳を傾ける。
「で、聞いてあげる」
「実は・・・」
「ほんと最低!!」
「まあまあ落ち着いて」
「これが落ち着いてられるように見える!!」
「そうだよなあ。落ち着いてられないよなあ。けどさすがにあれは・・・」
「何?」
「いや、なんでもありません!」
私が怒っているのには正当な理由がある。
「彼女に振られたから、家に泊めてほしい?」
「はい!」
こいつは何を考えているのだろうか。
「先輩、この前泊めてくれたじゃないですか。それで」
「それで、私は何の見返りもなく、あなたを無料で泊める、そんな都合のいい女になれとあなたは言いたいの」
「いや~厳密にいうと違うというか、また彼女が出来たらその子の家に泊まるというかなんというか」
「どっちにしろ私はあなたを家に泊めることは二度とありません。以上!さようなら」
「天野先輩待ってください!」
「近寄らないで。」
「ぐわあ」
私は前蹴りを坂下の腹に直撃させて、坂下は膝をつき崩れ去った。
私を説得した二人は飽きてた顔をしていた
「蹴られて当然よ」
「まあそうだね」
恵が苦笑いを浮かべていた。