『高宕山の周辺でヒナノシャクジョウが見頃ですよ。』と君津市のムツゴロウさんからメールをいただいたので、見つかるかどうかわからなかったけど、とりあえず行ってみました。
この花は、千葉県では絶滅危惧I類に指定されているそうで、咲いている場所は公言禁止ということなので、私もヒントしか与えてもらえませんでした。
たぶん、この辺りかなあ??
と目星をつけて探してみたのですが、ぜんぜん見つかりません。
やっぱり甘かったか。とあきらめかけた時、足元にそっと咲いていました。
いやいや、花の直径10mm程度で、しかも枯葉に隠れているのですぐに見つかるワケないよ。
でも、ひとつ見つかると、目が慣れてきてその周辺で次々に見つかりました。
その数全部で10株くらい?
ヒナノシャクジョウ
ヒナノシャクジョウはギンリョウソウと同じく腐生植物の仲間で、葉緑素をもたないため光合成を行わず、そのかわりに有機物を吸収して生活する植物です。
だからその姿も真っ白け。
ヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)のそばにはもっと希少なホンゴウソウ(本郷草)が咲いているそうです。
こちらも10mm程度のとても小さな花。
目を皿のようにして探しましたが見つかりませんでした。
残念!
標高300mの低山なので暑さはハンパないし、再度探しにくる気分にはどうしてもなれないなあ。
それにしても暑かった。標高差も小さく距離も歩いてないのに汗だくのバテバテでした。
この時期の房総の山は過酷です。


