栃木県日光市に用事ができたので、ついでに軽いツーリングを楽しんできました。

スタートは東武日光線の下今市駅です。
 

最近駅舎をリニューアルしたようで黒を基調にしたレトロな雰囲気を醸し出しています。
きっと当駅が起点で走るSL機関車「大樹」に合わせたんでしょうね。

 

 レトロな感じの下今市駅舎

先ずは用事を済ませるべく10kmほど走りました。


途中、大谷川に架かる橋上からは日光表連山の山並みが曇り空ながらはっきりと姿を見せてくれてゴキゲンな気分にさせてくれます。
やっぱりこのエリアを訪れたら男体山には挨拶したいしね。

 

仕事先での用件は1時間ほどで終わったので、いよいよサイクリングモードに入ります。
 

今日は夕方から雨の予報が出ているので遠出はあきらめて川治ダムまでの往復ツーリングに的を絞ります。

 

 大谷川から眺める日光表連山の山並み

鬼怒川温泉エリアに入ると徐々に高度が増してきてダラダラ上る感じになってきます。
会津西街道を走るのでそれなりに車も多く、結構気を使いました。

 

龍王峡を過ぎて上り基調の道が続きます。
進行方向左手には鬼怒川の渓谷が続いているけど残念ながら道路上から渓谷美を楽しむことはできません。

 

 紅葉にはまだまだの雰囲気でした

渓谷沿いに龍王峡まで遊歩道が設けられているけど、今日はそこを歩く余裕はないのであきらめてスルーです。

もっとも今の時期は紅葉前なので息をのむような渓谷美は期待できませんけど。

 

ちょっと長めの三ツ岩トンネルを通過すると川治温泉エリアに入ります。
三ツ岩トンネルには自転車通行が可能な歩道が整備されていたので助かりました。

 

 幅広の歩道がある三ツ岩トンネル

トンネルの中って、自転車で通過すると本当に怖いです。
車のエンジン音がトンネル全体に響き渡ってスッゴイ音で迫ってくるのです。
だから自歩道があるとホント嬉しいです。

 

腹減ったー
そういえば途中のコンビニで補給するのを忘れてしまい、今日はザックの中には何もありません。
このままで川治ダムまでさすがに辛いなあ、って思っていたところにコロッケの幟を発見!


「1個からお売りします」との看板に誘われて肉屋さんにご入店。

お、コロッケ70円って安くない?
 

さっそく2個140円でコロッケをゲットしたら、ご主人が「麦茶も冷えてるから飲んでいってね」って言ってくれるじゃないですか。

 

 麦茶も付いて絶品のコロッケでした

いやー、お腹は空くは水は欲しいわで、まさに地獄に仏の心境でした。
お店の名前は忘れたけど、この辺りでは有名なお店らしくてひっきりなしにお客さんが入店してましたよ。


帰ってからネットで調べたらテレビでも紹介されている人気店でキャベツメンチ(140円)が超有名なんだとか。
それを知っていれば食べてくるんだった!

 

というわけで、小腹も満たせたので再びエッチラオッチラ進みます。
もう数年前とは違って、ヒルクライムは出来るだけ避けたい心境なのでペースは捗りません。

 

それでもなんとか上りきって五十里ダムに到着しました。
このダムは鬼怒川の支川である男鹿川につくられた重力式コンクリートダムです。
 

なんだかこちらの方が鬼怒川本流のように錯覚してしまうけど、これから向かう川治ダムの方が本流筋にあたります。

 

 重厚な造りの五十里ダムです

造成後60年以上が経過しているせいか、古武士のように風雪に耐えてきた貫禄が備わったダムです。


ここのダムカードは3年ほど前のちょうど造成後60年にあたる年に特別記念カードと一緒にいただきましたが、せっかく来たのでまた貰っちゃいました。

 

さて、お次は本日のメイン目的地の川治ダムに向かいます。
そのためには会津西街道を直角に折れて長さ785mの葛老トンネルを通過しなければなりません。
 

車さん、頼むから来ないでねって祈りながら通過しました。

 

 川治ダム湖は八汐湖って言うそうです

葛老トンネルをくぐり抜けると景色は一変します。
本当に山また山の景色に変わってしまいます。
ダム湖と周辺の山々との調和が素晴らしいので自転車を入れて記念写真を撮ってみました。

 

川治ダムは美しいアーチ式コンクリートダムです。
堤高もアーチ式としては日本第4位だとか。間近で見下ろすと迫力満点です。
先ずはダムの管理所に立ち寄って念願のダムカードをゲットします。

 

 アーチ式の優美な曲線美がいいですね

川治ダムで忘れることができないのは、このダムが千葉県の成田用水等の水源になっていることです。


つまりこのダムがないと千葉県の北総地域に水が行き渡らないことになるわけで、若い頃成田用水の末端整備に携わっていた者としては母なる水がめって感じでしょうかね。

 

 この場所から撮ったのかな?

ということで「母なる水がめ」にも会えたし後は往路を戻るだけです。


もう少し時間があれば、さらに上流にある川俣ダムまで足をのばしたいところですが、それは次の機会にとっておきましょう。

 

ちなみに、今回訪れた五十里ダム、川治ダムに川俣ダム、湯西川ダムを加えた4ダムを「鬼怒川上流ダム群」として国交省が直轄管理しています。

 

 ノコンギクは最近のお気に入りの一つです

利根川水系8ダムを総称する「利根川上流ダム群」と合わせて関東地方の利水の基幹ダムですが、できればこの12枚のカードは手に入れたいものです。(現在7枚までゲット)


車やオートバイだったら割と簡単にゲットできるんだけど、自転車だとなかなかねえ。
それが問題です。

 

DATA
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DATE : 2019.9.28
距離 : 58.05 km
累積標高 : 882 m
移動時間 : 2:45:29
経過時間 : 4:26:01
平均速度 : 13.1 km/h
平均移動速度 : 21.0 km/h