3年前の夏に訪れたコースのリベンジです。
というのは、3年前は猛烈な暑さに参ってコース途中の足利駅でDNFしました。
今回は、秋のベストシーズンにゴールの渡良瀬貯水池をめざして走ってきました。

 

スタートは前回同様に日光駅です。
ちょうどいろは坂が紅葉の盛りとの情報もあって、行く前はどちらにするか悩みましたが、やはりリベンジの気持ちが勝り予定どおり細尾峠を越えて足尾に向かうことにします。

 

 日光のシンボル神橋

走るたびにいつも感じることですが、日光市街から眺める女峰山の姿は立派です。
松本や信濃大町に引けを取らない山都だと思います。

 

 日光は日本の代表的な山都ですね

さて、神橋を通過し、コンビニで補給を済ませたら足尾方面に向かいます。
国道122号の旧道を走るとじきに「長い長い峠道」の看板が迎えてくれるのは3年前と同じ。


この看板もだいぶ傷んできたようです。
路面に落ち葉が積もっている感じから、相変わらずこの峠道は車の往来がないみたいです。

 

 このユニークな看板にも3年ぶりに再会

で、今回特別に用意したのは熊鈴。
前回走った時にクマの目撃情報があったため用心のために持参しました。
何しろ滅多に車が走らないのですから。(ハイカーの車は入っているみたいでした。)

 

 大げさかも知れないけどクマとの遭遇が不安でした

細尾峠への道は九十九折のコースになっています。
標高1200m近くの峠まで数えたら38のカーブがありました。


それだけ勾配がゆるやかになっている訳で、私のような中高年ローディでも割と労せずに上ることができます。

 

 上るほどに紅葉が美しくなってきます

お目当ての紅葉は期待どおりでした。
おとなりのいろは坂とほぼ同標高なので、あちらが見頃ならこちらも同じです。
鮮やかな紅葉に何度も自転車を停めて写真を撮るものだからえらく時間がかかってしまった。

 

 何度も何度も自転車を停めて見入りました

38番カーブを過ぎてたどり着いた峠にはハイカーの車が2台停まっている以外は静けさが支配していました。


日光の茶ノ木平に抜けられる登山道が整備されているので、いつか辿ってみたいのですが、ピストンになっちゃうのが残念かな。

さて、下りは上りよりも勾配がきつく、またほとんど車は走らないので路面の状態も悪いです。
慎重に慎重に下ります。


でも、樹林の間から眺められる景色の素晴らしさに何度も何度も自転車を停めなくてはなりません。
足尾方面の谷あいの紅葉の美しさに感動しました。

 

 足尾方面の谷あいは美しかった

峠を上り下っただけで今回のサイクリングの目的は達せられた感じがします。
あとは勢いで古河まで走りましょう。

 

 渡良瀬渓谷沿いの紅葉はこれからでした

下り着いた渡良瀬渓谷沿いの紅葉はまだまだでした。
見頃は11月中旬頃のようです。
草木ダムの紅葉もまだ先の様子。

 

 草木ダムの紅葉はまだまだですね

 

温泉駅で有名なわたらせ渓谷鉄道の水沼駅ではなんと十月桜が満開で迎えてくれました。

大間々を経て桐生に入ると渡良瀬川自転車道が始まります。
桐生から渡良瀬貯水池までおよそ50kmの区間にわたってサイクリングコースが整備されていました。

 

 桐生からは大規模自転車道が整備されていました

左岸から右岸に右岸から左岸に、さらに左岸から右岸に渡り返しながら渡良瀬貯水池をめざします。


わかりづらい箇所もあるけど、なんとか貯水池(谷中湖)が近づいてきました。
ここは日本初の平地型ダム。
 

無論ダムカードが発行されているので、河川事務所におじゃまして久しぶりにカードをゲット。

 

 久しぶりのダムカードです

この辺りは貯水池というよりも洪水調節の遊水地としての機能の方が有名ですね。
いわゆる渡良瀬遊水地で、野鳥の宝庫にもなっています。
サイクリングロードもよく整備されていて楽しめました。

 

 渡良瀬貯水池からの筑波山

貯水池からゴールの古河駅まではほんの数キロ。
のんびり走って無事に到着。
JRと東武線を乗り継いで輪行で帰途につきました。

 

DATA
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DATE : 2018.11.1
距離 : 124.00 km
累積標高 : 972 m
移動時間 : 5:22:01
経過時間 : 6:40:43
平均速度 : 18.6 km/h
平均移動速度 : 23.1 km/h