久しぶりに土日ともに休めたので貴重な休日を利用して思い切って出かけることにしました。

 

でも実際に出かけるとなると体力にまったく自信がなくなっていて、行きたいところが限られます。
いまの体力で行かれる場所は?
 

ということで選んだ先は筑波山。小学生でも登れる山がいまの私にはいっぱいいっぱい。
それに、この山ならハイキングもサイクリングも両方楽しめますしね。

走ったコースと歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

 

例によって、土浦駅までは輪行です。
つくばりんりんロードはいつ走っても気持ちが良いです。
つつじヶ丘へのヒルクライムの足慣らしには最適のアプローチかも。

 

 つくばりんりんロードは快適なサイクリングコース

やがて大池が見えてきました。

平沢官衙の遺跡で一息いれて、不動峠に向かいます。
不動峠までは狭い道ですが、今月の19日にヒルクライム大会(ツールドつくば 2016)が開かれるせいかたくさんのローディたちが上り降りしていました。

 

 大池の畔で一休み

こちらはハイキングザックを背負ってのエッチラオッチラなので勝負になりません。
どんどん先に行ってもらってゆっくりと上りました。


やがて不動峠を過ぎ、県道236号に合流したらつつじヶ丘をめざします。
一部下り区間のある珍しいヒルクライムコースですが、風返峠を過ぎてつつじヶ丘に至る最後の急坂が結構しびれました。

 

そしてつつじヶ丘に無事ゴール。
タイムは52分。遅い!

 

さて、ここからは自転車をデポしてハイキングモードに変わります。
コースは前回(昨年の11月)同様に筑波高原キャンプ場を経由して裏登山道から女体山を目指すものです。
コース前半は人影が少なくて静かなハイキングを楽しむことができます。

残念ながらこの時期は春の山野草が終わり、夏の草花の開花にも間があるため花を愛でるハイキングとはなりませんが緑が濃くなった山道をたどる喜びがあります。
フィトンチッドを十分に吸収できるので気分的には最高ですね。

 

 タツナミソウがたくさん咲いていた

林道半分、山道半分といった感じの道をたどると筑波高原キャンプ場に到着しました。


ここまで裏から車で上って来られるのでハイカーの車がたくさん駐車しています。
キャンプ場の急な坂道をゆっくりペースで進みます。

 

いつの間にか緑濃い樹林帯に入り、静かな山歩きを楽しむことができました。
朝から大した食事をしていないので途中で食料を補給。
枯れ木に腰をおろして行動食を頬張る耳に入ってくるのは野鳥の鳴き声のみ。
まさに至福の時間です。

 

 聞こえるのは野鳥のさえずりのみ

お腹が満ち足りたら再び登山開始。
やがて賑やかな話し声が聞こえてくると、男体山、女体山の鞍部に到着しました。
人が多いのはわかっていましたが女体山に向かいます。

 

鞍部からほんの一投足で着いた女体山頂は、予想どおり人、人、人でした。
ケーブルもロープウェイもあって、だれでも気軽に訪れることができる山なので至極当然ですね。

 

 女体山頂からつつじヶ丘方面を望む

山頂の賑わいは苦手なので、写真を撮ったら即下山です。
とはいえ、下からどんどん登ってくるので下山もままなりません。
まったく困ったもんです。

 

 「弁慶の七戻り」という奇岩です

山道は登り優先なので、下りには相当時間がかかってしまいました。
なんとかつつじヶ丘に戻ってきて、さて、次の目的地はというとフルーツライン。
周囲に果樹園の点在するこの農道を走ってみたかったのです。

 

 つつじヶ丘からの下りは最高に楽しいです

 フルーツラインはお勧めの道ですよ

この道は思っていた以上に快適なサイクリングコースでした。
ただし、1箇所だけ難所がありました。


フルーツラインから県道42号線(笠間つくば線)に分かれてしばらく行ったところにある道祖神峠(どうろくじんとうげ)です。

 

 道祖神峠への上りから振り返る筑波山

この峠の上りには参りました。
事前にルートラボで覚悟はできていたつもりでしたが、平均10%以上の勾配が続く坂道はヤバイです。


地元に掲げられていた「道祖神峠のトンネル化早期実現!」の看板がとっても説得力のあるものだと実感しましたよ。
恥ずかしい話、2度も足を着いて水を補給しました。
じゃなければ上れません。

 

 道祖神峠への激坂は侮るべからず!

辛い峠みちをなんとか越えて、あとは友部の駅までほぼ下り基調です。
途中の景色も里山らしくでサイクリングに最適のコースでした。
茨城の道は走りやすくて良いなあ。
また走りに来よう。今度はもう少し体力を付けてね。