MTKさん、ポッキーさんからのお誘いがあり、「第2回 宇都宮餃子ツアー 2012」に参加してきました。
って、書くと国内屈指の大規模なイベントに見えますが、ごくごく内輪のツーリングです。(笑)

 

走ったコースとプロフィールマップを表示する

 

昨年の第1回にもお誘いを受けたのですが、あいにく所用で参加できませんでした。
今回はぜひとも餃子とビールを目標に150kmの道のりを走破すべく満を持しての参加と相成りました。

 

事前の天気予報がしょぼくて雨降り覚悟の出発でしたが、結果はオーライ!
ふたを開けてみれば、一日中お日様に恵まれたサイクリングとなりました。

集合場所である三角町のコンビニを出たのが7時半頃。
ちょっと遅めの出発でしたが、ま、何とかなるでしょう。

 

千葉県を出るまでのルートはわかったようなわからないような。
気がついたら県境の栄大橋まで来ていました。
例によってMTKさんやポッキーさんらの絶妙な道案内で車の通りの少ない道をチョイスしながら安全に運んでくれました。

 

こうしていつも道案内ばかりされているとぜんぜん道をおぼえませんねー。
まずい、と思いながらもいつも甘える側のNobであります。(あ、山では違いますよ!)

 

 ゆったりと走りやすい利根川左岸(茨城県側)のCR

さて、利根川を越えれば対岸は茨城県。
しばらくは利根川CRの茨城県側を走ります。道幅も広くて気持ち良いですね。
今日のコースはほとんどが河川沿いのサイクリングロードを辿る予定だとか。
最近の自転車ブームを反映してか、河川堤防上の管理道路をサイクリング道路としてどんどんリニューアルしてくれています。

 

 小貝川のCRに入りました。最初は右岸を走ります

しばらく走ると右手(左岸側)に小貝川が合流。いったん渡ってから今度は小貝川右岸に付けられたCRを走ります。
小貝川のCRは長くて快適でした。何度か両岸を渡り返しながら北上していきます。
途中、珍しい沈下橋を見つけましたが、大洪水の記憶がある小貝川に沈下橋があるなんて知りませんでした。

 

 小貝川左岸を走っているときに見かけた沈下橋ですが、わかるかな?

最初のうちは小さく見えていた筑波山が徐々にその姿を大きく変えてきます。
筑波山の頂上は双耳峰になっていますが、走るたびに山頂の形が変化していく様がなんとも興味深いです。
山麓の田んぼは今が稲刈りの最盛期。大型のコンバインが精力的にほ場を往復していました。

 

 だんだん筑波山が近づいてきました

 筑波山麓は今が稲刈りの最盛期のようでした

下妻駅にほど近い国道125号線沿いにあるラーメン屋さんで昼食休憩。
餃子の前にはやっぱりラーメンでしょう、と全員で汗だくになりながらラーメンを食します。


ここでinoさんが残念ながらリタイア。仕事の電話が入ったとか。
お気の毒だけど、仕事じゃ仕方ありません。お気をつけて!

5名に減ったツアー一行の走りは続きます。
 

しかし、雨の予報だったのに、お日様カンカンでホント暑いです。
おまけに、サイクリング道路は信号による停止がないので乗りっぱなしのためにお尻が痛くなります。これは意外でした。

 

 走るにつれて姿を変える筑波山

長かった小貝川CRも終わりを告げる頃、プシュー!!
なんとMTKさんの後輪がパンクです。珍しいなあ。
さっそく全員が寄ってたかって原因調査。
チューブを確認してみると・・・「おおー!典型的なスネークバイトだ!」
まるで自転車のマニュアル本に出てくるような美しい蛇の咬み跡です。(笑)
どうやら、車の速度抑制のための金属ブロックにもろに乗り上げたのが原因のようです。

 

 MTKさんのパンク修理は珍しいです

 おおー!典型的な「スネークバイト」だ!

 パンクの原因はこのブロックです。皆さん気をつけましょう!

修理自体はあっという間に終わらせて、再びツアー再開。
小貝川を離れて、支流の五行川につけられたサイクリング道路に入りました。
川幅は狭くなりましたが、流れも速くなりせせらぎが心地よい川沿いの道が続きます。


このあたりは筑西市。筑波山の西側一帯に広がる街なんでしょうね。
たぶん「平成の大合併」以降に誕生した市だと思いますが、千葉県もそうですが昔の馴染みの名前が消えてしまって淋しい気持ちもします。

 

 川面のせせらぎが耳にやさしい五行川

 心休まる川沿いの道がどこまでも続いていました

県道44号線に出たところで進路を西に向けて、今度は鬼怒川を目指します。
千葉から茨城、栃木へと南北に走る河川のサイクリングロードを伝いながら東西に走る県道を連絡路として使うなんて、さすがはMTKさんです。

出会った鬼怒川左岸のCRをおよそ1kmほど辿って、今度は県道310号線に乗り換えました。


ここをしばらく走ったら、とうとう最後のCRである田川サイクリングロードにぶつかりました。
どこまでも田川に沿って北上すれば宇都宮市街に到着するという寸法です。
なるほどなあ。
いつもいつも感心しきりで事前に予習をしないNobなのでした。

 

 宇都宮市内を流れているとは思えないほど水は澄んでいました

田川サイクリングロードは正直、掘り出し物っていう感じの道でした。
舗装はあまり良くはありませんが、都市河川とは思えないほど澄んだ水が流れる田川沿いの道は心が和みます。
春の季節に走ったら気持ち良いでしょうね。
途中で立ち寄った公園の休憩施設では、管理人さんのご厚意で冷たい水の補給もできました。栃木の人は優しいです。

 

 田川サイクリングロードの案内図

だんだん宇都宮市街のビル群が近づいてきたら今回のツアーの大詰めを迎えました。
市街の「平成通り」という大通りで田川を離れ、一路「さざなみ湯」へ。
着いた銭湯では汗まみれのレーパンやジャージを脱ぎ捨ててドボン。

 

 久しぶりに銭湯を経験させていただきました

お風呂上がりには待望の宇都宮餃子&ビールでカンパーイ!
ポッキーさんの顔がビールを飲む量に比例して溶けていく様を見るのが楽しかった。(笑)
これだから自転車は止められません。

 

 「みんみん」の餃子(皮がカリカリで美味しかった)

【感想】
ブログにも書きましたが、千葉から宇都宮まで、南北に走る河川をたくみに利用すれば労せずして宇都宮にたどり着けることがわかりました。
今回利用したCRは、花見川、新川、利根川、小貝川、五行川、鬼怒川、田川の全部で7河川。
まさに関東の水回廊ですね。


それら水回廊を結ぶ連絡道路さえ覚えておけば、安全でストレスフリーのサイクリングを楽しむことができます。
企画してくれたMTKさんとポッキーさんに改めて感謝いたします。

 

GPSログ解析

開始日時 2012/09/08 06:22:17 終了日時 2012/09/08 16:36:02
水平距離 153.13km 沿面距離 153.18km
経過時間 10時間13分45秒 移動時間 6時間54分07秒
全体平均速度 15.0km/h 移動平均速度 22.2km/h
最高速度 50.4km/h 昇降量合計 727m
総上昇量 420m 総下降量 307m
最高高度 140m 最低高度 2m