行ってきました。上ってきました。
第3回 赤城山ヒルクライム大会に。

結果は、練習不足が素直に反映して昨年よりも4分以上遅いタイムでした。
努力しなくては報われないのです。
だからナットクの結果です。

 

 前橋市街のいたるところから赤城山が眺められます

というわけで、簡単に報告します。
天候は、前日及び当日ともにさわやかな晴天に恵まれました。
前泊したビジネスホテルの窓からは、明日の朝一気に駆け上がる赤城山がくっきりとその優美な姿を現してくれました。
今回は準備不足もあってイマイチの気分だったのですが、あの山の姿を見てようやく戦闘意欲が高まってきました。

 

 泊まったホテルの窓から見えた赤城山です

前日の会場では、いつもの事ながらメーカーの出店ブースやメインステージのイベントで賑やかに盛り上がっていました。

 

 コース攻略法のコーナーは多数の人たちで賑わっていました

特に絹代さんと長沼選手によるコース攻略法のステージは良かったです。
今更聞いても間に合わないけど、コースの山場がどこなのかポイントがつかめました。
写真をみて気づいたのは観客に白髪頭の人が多いこと。ひょっとして私と同じ年代(60歳以上)組か?

そして迎えたレース本番当日。
例によってほとんど眠れないで朝を迎えました。
イベントの前はいつも眠れないので最近は気にしません。

4時15分に起床して、熱いシャワーを浴び、5時過ぎにホテルを出発しました。
会場に着いてみると、ほとんどの選手は到着済みといった感じです。みんな早いなあ。

山頂への荷物を預けたら何もすることがないので、ブラブラするだけです。
ローラー台を持ち込んで直前の心拍をほどよく上げている真面目な選手は見ませんでした。

 

 スタート前のエキスパートクラス

さて、午前7時にエキスパートクラスがスタートしました。
最初はパレード走行ですが、さすがに強者揃いなのでスタートから飛ばしています。

それからさらに40分後、ようやく男子Eクラス(60歳以上)のスタートです。
他人のペースに巻き込まれたくないので、トップチューブに5km毎の一昨年の自分のスプリットタイムを貼っておきました。
ヒルクライムのライバルは「昨年の自分」の筈なのですが、昨年の自分は強かったので一昨年の自分にしました。(笑)

 

 いよいよ60歳以上クラスのスタートです!

「前半は抑えめに、勝負は後半で」というのはどのヒルクライムレースにも言えることですが、赤城山も例外ではありません。
とくにスタート地点から8.9km先の旧料金所を境に平均勾配が2パーセントも上がる後半はキツイです。

わかってはいるものの、前半は周りの面々に影響されてペースが上がってしまいます。
それでも、10km地点でのタイムは一昨年よりも44秒遅れです。
やっぱり今日はダメだなあ・・。

後半に入ると、本当にきつく感じました。

(なんで参加しちゃったんだろ!)
(やだやだ!もうリタイアしたいよー!)
(もう絶対にエントリーしないぞー!)

・・いろいろと後悔することしきりです。マジで途中で足を付きたくなりました。

おまけに右の太股の裏側が攣りそうに・・
あわわ!
慌てて背中のポケットから「塩熱サプリ」の錠剤を取り出して口に入れました。
なんとか抑えることができました。フー

 

 「塩熱サプリ」・・たぶん効果ありました。

ようやくたどり着いた姫百合駐車場手前の15km地点では1分55秒遅れ。
これでは90分切りも無理でしょう。やっぱり。

このあたりまで上ってくると、途中で自転車を降りて休む人がチラホラ見られるようになります。
苦しそうに肩で息をしている人もいれば、走っている選手を茫然と見送っている人など様々です。

私の目の前でもいきなりクリートを外して車道左側に倒れ込むように自転車から降りる人がいました。
ゴールまで残り2,3kmという地点です。
あとわずかだというのに悔しいだろうなあ。

でも、苦しい気持ちはよーくわかりますよ。
(もう止めたい!)という甘い誘惑は常について回りますから。

通称かもしかカーブと呼ばれるワインディングロードを過ぎれば、あとゴールまでは気力の勝負です。
過去2回はここで踏ん張れた。
でも今回はまったく踏ん張れません。

帰宅してから心拍数のグラフを見てわかったことは、最後の2kmで心拍がまったく上がっていないという事実でした。

過去2回はここで最大心拍数付近まで上がってゴールできました。
ところが、今回は心拍が下がってゴールです。
それだけ疲労困憊してパフォーマンスが向上できなかったのですね。

そして、最後の直線もまったくペダルが回らないままヘロヘロでゴーーール!
タイムは、1時間32分27秒。

前回よりも4分以上遅いタイムで惨敗でした。
せめて90分は切りたかったのですが・・・

 

 苦しさを乗り越えてゴールに着けば赤城山が優しく迎えてくれました

【感想】

言い訳になってしまうかも知れませんが、今回は明らかな準備(走り込み)不足でした。
指の怪我をした7月の走行距離は180km足らず。8月にいたっては80kmしか走れませんでした。(しかも平坦ばかり)
練習できたのは直前の2週だけでしたが、これでは文字通り「付け焼き刃」ですよ。

私の年代(60歳以上)でも1時間10分を切ってゴールするスゴイ人もいます。
そして、私よりも速い人は23人もいます。
日々の地道な努力がそのまま成績に直結するのがヒルクライムレースだと思います。
まさにヒルクライムレースは自分とのたたかいと言われる所以なのですね。
レースに参加してまた新たな刺激をもらいました。

 

 前橋市はあなたの汗を証明する