今回で第2回目となる「まえばし赤城山ヒルクライム」に参加してきました。

いつも同じ感想ですいませんが、今回も本当に疲れました。

上っている途中で「オレは何でこんなに辛くて苦しいことやってるんだろう?」と自問しながらのレース。
もうヒルクライムレースはおなか一杯って感じです。

赤城山のヒルクライムレースで昨年も感じたことですが、今年も沿道には市民の皆さんがたくさん旗を振って応援してくれました。
心温まる声援にどれだけ励まされたことか。
これだけは他のレースではお目にかかれない(たぶん)素晴らしい贈り物だと思いました。

 

 大会前日の赤城山と受付会場のグリーンドーム(左手)

さて、肝心のレース模様です。
私が参加するカテゴリーは男子E。これは60歳以上で上は青天井のクラスです。
最高齢は78歳。61歳のNobなどぺーぺーの下っ端です。

スタートは7時40分。
最初のエリートクラスがスタートしてから40分後。いささか待ちくたびれました。
歳を重ねるとトイレが近くなるので、あんまり待たされるとまた行きたくなるんですよねー。困ったもんです。

 

 まえばし赤城山ヒルクライムのスタート地点です

周りはオジサンばかりなのでスピードはそれほど出さないので安心です。
昨年の第1回大会では、年齢バラバラ先着順のスタートだったので、危なっかしかったのですが、今回は改善されました。

 

500mほどのパレード区間をおいて上細井交差点から計測スタートです。
前半は傾斜もゆるくハイペースで進みます。
赤い大鳥居までの平均勾配は3.8%。Eクラスのオジサン連中でさえ1km3分(20km/h)以上のペースで走ります。

 

大鳥居までの3.3kmを9分10秒で通過。昨年よりも40秒速いペースです。
続いて5.6km地点にある畜産試験場までが17分11秒。いいぞ!昨年よりも1分速い!

だいたい10km地点位までが緩斜面です。前半の10kmを34分36秒で通過しました。
依然として昨年よりも1分ほど速いペースですが、やっぱり疲れがきました。

一月前の乗鞍では心拍モニタの電池切れでしたが、今回の赤城ではモニタそのものを玄関に忘れてきちゃいました。


またまた今回もケイデンス頼りで走ります。
ただ、昨年の走行時間データをフレームに貼り付けてあるので、ペース配分の助けになってくれました。

さて、後半の10kmに入ると徐々に勾配が強くなってきます。
そして12.5kmあたりからカーブが始まります。カーブはゴールまで全部で69箇所。
特に前半の方が勾配が強いので相当消耗しました。

すでに集団は完全にばらけてしまい、速い人もいれば悪戦苦闘している人もたくさんいます。


私も、カーブの中間あたりから徐々に遅れ始めました。
つい気弱になってしまい、遅い人の後ろに付いて楽をしていたら、速く走ろうという意欲がなくなってしまったのが原因です。

まずいなあ。これじゃいかんぞ。
と思っていたら、私ら爺さんクラス(男子E)よりもさらに5分遅れでスタートした女子の若手が、私の横をスーッと追い抜いていきました。
くやしーー!


しかし、歳がちがう。とても付いていけないとは思いつつ、ついていきました。
一度は抜き返したものの、あっさりと躱された後はとうとう視界から見えなくなってしまいました。

おかげで再びやる気が少しだけ出たので、もう少しだけ頑張ってみることに。
15km地点にある姫百合休憩所から上がきつかったです。
17~18km地点では前半の貯金がなくなり、昨年とイーブンペースになってしまいました。

 

カモシカカーブと呼ばれるワインディングロードを黙々と上り続け、いよいよ最後の1km付近になると勾配が明らかに緩くなりました。
今思えば、ここでもう少し頑張るべきでした。もったいなかったなあ。

そして最後の400m。
全力で走ったつもりでしたが、慌てていたのかリア25Tのままでした。
下手にギアチェンジして、2週間前のFDトラブルの再来もいやだったのでそのままペダルをコマネズミ状態で回し続けてゴーーーール!

 

 誰もがあこがれるゴールラインです

いやはや、最後の1kmに悔いの残る赤城山ヒルクライムでした。
結果は、88分19秒。
前回タイム(88分42秒)を辛うじて縮めることができましたが、誤差の範囲でしょうね。
もうちょっと努力すれば87分台をゲットできただけに悔いの残るタイムでした。

【感想】
今年はがんばってヒルクライムレースを3つエントリーしました。
6月のMt.富士、8月の乗鞍、そして9月の赤城山です。
そして、3つのレース全てで90分切りを目標にしました。
残念ながら、Mt.富士は身内の入院などが重なってDNSでしたが、他の2つは何とか目標をクリアできました。

来年はレース参加よりも、グランフォンドのようなタイムを競わない山岳イベントに参加してみたいと思っています。
そして、軸足を少しだけ「山登り」の方に戻してみようとも思っています。

 

 来年の5月には榛名山でもヒルクライム大会が開催されるとか・・

あ、赤城山ヒルクライムの感想を忘れてました!
今回も運営が素晴らしかったです。
早朝、会場に向かうため走り始めたところ、辻辻にスタッフ(警官?)の方が交通規制をしてくれていました。それこそ50m間隔でスタッフが立っている感じです。まだほとんど車なんか走っていない時間帯なのにですよ。
うーん、市街地を会場にする大会の苦労の一端を垣間見る思いでした。

でも、スタッフの皆さんはとても感じが良い!


そして、沿道の市民の皆さんのあたたかい応援と歓声・・。
大会を無事に成功させたいという気持ちが全身に表れていてわれわれ参加者も頭が下がる思いです。
来年、もし一つだけヒルクライムレースに出るとしたら、迷うことなく赤城山を選びます。