「11月の終わりか12月の初めに耐寒訓練がてら、富士山再訪もありかなと考えているこの頃です。」(Nob)
「富士山、私も実は登りたいなと思ってました。
11月の下旬になると富士山スカイラインは冬季閉鎖となってしまうので、行けるとしたら今度の3連休かなと密かに考えてました。」(HINA)
というメールのやりとりがあって、3連休の中日に富士山に登ってきました。5月の連休に登った快晴の富士山頂のすばらしさが二人とも忘れられなかったのかも知れません。
今回、Hammerさんを加えた3人パーティーで再訪した初冬の富士山も私たちの期待を裏切らない充実した山行となりました。
寒気のピークが3日前の木曜日。
お昼時の気温がマイナス20度Cを越えるという厳寒の富士山頂です。
これは大変とばかりに、久しぶりに厳冬期なみのモッコリ装備で臨みました。
結果的には、好天に恵まれて山頂の気温もマイナス13度C程度に上昇してくれたおかげで、身を切るような厳しい寒さは感じずにすみました。
とはいえ、八合目から上では強風をもろに受けて体力は消耗し、5月の時に比べてペースもがくんと落ちてしまいました。
最近、歩きの山をぜんぜんこなしていないせいか、3人の中では一番バテてしまい情けないかぎりです。
苦労してたどりついた山頂からの展望は申し分のないものでした。
とくに太平洋側の海岸線が陽光に煌めく様は本当に美しかった。
三浦半島から伊豆半島、御前崎、浜松、遠く志摩半島まで見渡せるほど透きとおった空気を胸いっぱい思いきり吸ってきました。
富士宮口五合目から剣ヶ峰山頂までの標高差は1,400mです。

御殿場口や吉田口に比べると積雪も少ないし、比較的安全で登りやすいルートです。
12月に出かける予定の西黒尾根のそれは約1,200m。ちょうど良いトレーニングになりました。


