「アプローチが近くてワイルドなクライミングが楽しめますよ。」
錦少年の誘い文句に乗って?久しぶりに瑞牆山(みずがきやま)を訪れました。
ルートは大面岩左稜線ルート(8ピッチ 5+,A1)
メンバーは錦少年、竜少年の還暦少年コンビにMIKIさん、私の「若手」50歳代組。
肩の具合が少し良くなってきたと言っても、故障前の時から比べれば程遠い状態です。
「他の3人の足手まといにならない」ことを自分自身に誓って参加しました。(悲壮な決意)
そしてその結果は?
足手まといになるどころか、貢献度大でした。
何しろ「ガラスの肩」でパーティーの困難を救ったのですから。
取り付きが悪い5ピッチ目。2m上にあるテラスになかなか立ちこめません。
仕方がないのでトップの錦少年に私の左肩に乗ってもらって核心を突破しました。文字通り体を張っての貢献です。(^^)
右肩は壊れていても左肩は人様の役に立つのです。
このルート(左稜線)ですが、全体の半分近くをアブミの上で過ごした感じがします。
フリー化(10c)されているルートらしいのですが、オールフリーで登るなんて私にはとても考えられません。
この日は途中で雨が降り出してきてしまい、最後のチムニーのピッチを残して懸垂下降で引き返しました。取付に降り立ったとたん本降りになってしまいました。
瑞牆山でのクライミングはこれで3回目ですが、どのルートも私にとっては難しいものばかりです。
人工のピッチも支点間隔が遠いし、フリーの部分はかなりランナウトしています。
しかし、深い森を分け入って取り付きに至るアプローチが素敵です。
花崗岩のスラブ、フェースとクラックで構成されている美しいエリアなので、もっと訪れてみたいのですが己の実力がそれを妨げています。
ああ、もっと上手くなりたい!


