コンドルは飛んで行かない | 新ヒーローになりたいんだい!!

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主にポートレート撮影しているコマーシャルフォトカメラマンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木に顔を隠そうとするシャイなコンドルさん。

木の間からこちらをこっそり覗いていたりした。

鳥もいろんな表情や動きを見せてくれるので面白い。

ツルの仲間で僕が行くとすぐそばまで駆けつけてくれるのもいる。たまに自分の食べもののキャベツを食べなよって具合に、くちばしに挟んで僕の手元まで持ってくるんだよね。

コクチョウの女の子はわざわざ水から上がって、スマホを見せてよとスマホをくわえられたことがある。

 

今回の撮影はメイン機のEOS 1DX Mark Ⅲではなく、EOS 7Dで撮っている。プライベートの撮影ではなるべく便利なメイン機は使わないで、ランク下のカメラで腕を鈍らせないように鍛え直す意味でも使用している。

 

僕はミラーレスよりも、やはり一眼レフだ。もう使わないので妹にEOS R5をあげたけど、R5でポートレート撮影をした時に、シャッター音が小さくてモデルさんがポーズの変化をつけるタイミングがわからないと言っていた。

モデルさんはシャッター音を聞いて、ポーズの形を変えていく。でも、ミラーレスはシャッター音が小さく、モデルさんとカメラマンとの距離が離れると聞きづらかったり聞こえなかったりする。

85mmのレンズでなんとか聞こえるようで、それ以上焦点距離の長いレンズだと聞き取れないことがあるようだ。

 

僕の撮影の時も135mmで撮っていると、モデルさんの視線がなんか一点ばかり見ているなと思っていたら、どうやらレリーズボタンを押すタイミングを見てシャッターを切ったと判断してポーズを変えていたらしい。

それで、シャッター音が小さいR5はポートレートには向いていないなと思い、ポートレートはやはり一眼レフじゃないとだめだなと思ったわけだ。

 

1D系のメカニカルなシャッター音は古いバージョンも含めて、かなり離れた距離でもモデルさんの耳に届く。そのおかげて、モデルさんとのタイミンがバッチリ合うのだ。

シャッター音というのは、モデルさんとのコミュニケーションでもあるんだよね。今回のような鳥の撮影やライブでの撮影などでは静かなシャッター音がいいと思うが、モデルさんとの撮影ならやはりしっかりとしたシャッター音が必要だと思う。