晴れた昼間じゃないといい写真が撮れないと思っている人が結構いるようなんだけど、実際は晴天の11時~16時ぐらいって最もポートレートを撮るのにふさわしくない時間帯なんだよね。
太陽がほぼ真上にあるので、おでこに前髪の影や目の下とか鼻の下に濃く黒い影が出てしまう。ストロボで日中シンクロをしても、かなり光量の強いストロボでも影は消せない。
そこで直接モデルさんに太陽光が当たらない場所を探して撮るんだけど、そうなると場所が限定されてくる。
そういうのを全く気づかずに撮影している人がかなり多いよね。そういう人は場所をまず優先して撮るので、光の具合は気にしていないような感じがする。
屋外で撮影する時は、まず光の状態を見るよね。いくらいい場所でも光が良くなければ撮影ポイントではない。場所よりも光を優先して撮影場所を決めるべきなんだよね。
時間帯は、朝か夕方がベスト。撮影会でしかポートレートを撮っていない人は自分で時間帯を決めるのは難しいかもしれないけれど、真っ昼間というのは最も撮影条件が悪いので、よく光の具合を観察していい撮影ポイントを探そうね。
それと、昨日説明した元データの画像を等倍(100%表示)にしてピントが合っていれば画像がはっきり表示されるというのは、こんな感じだね。
更に200%に拡大しても劣化することなくシャープに表示される。
もし等倍にして画像がぼやけていたり霞んだりしていたら、ピントが合っていない。くっきりシャープに表示されていればピントが合っている。
ブログやTwitter、Instagramなどにアップする時は、このようにピントが合っているのを確認しよう。