震災対応について | 製造業バイヤーの撮影日記

製造業バイヤーの撮影日記

ひとまずカメラ撮影記にします…。

震災直後、調達部員が集められ、緊急の昼礼が行われた。


徐々に明らかになる被害状況。

仕入先の状況を確認しようにも、彼らが現地と連絡が取れず、右往左往。


そんな状況の中での昼礼だった。


「人命第一。仕入先の在庫状況はどうかとか、被災状況の詳細把握は二の次だ。」


そんな前置きがあった。


だが、本音は、自分の会社に影響が及ぶかどうかを早急に把握したいのだ。


それも当然。固定費が高い製造業にとって、ラインを止めたままであれば、

行き着く先は会社の「死」だ。


だから、昼礼で部長が言った前置きは、各バイヤーが仕入先へ問い合わせる際の人としての

振舞い方の基本姿勢を正したにすぎない。


粛々と状況を把握し、対策を練っていく。

その中で、代替先への切り替えも当然のことながら行っていく。


後ろめたさはないか?そう自分に問いかけてみる。


デリカシーがないと言われるかもしれないが、後ろめたさは、ない。


被災地の方を慮ることと、自社のラインを繋ぐためにあらゆる対策を講じることは、別だ。


そう自分に言い聞かせ、今も業務に励む毎日である。


以上。