力関係3 | 製造業バイヤーの撮影日記

製造業バイヤーの撮影日記

ひとまずカメラ撮影記にします…。

大分前のお話の続きです。


前々回はコチラ。

http://ameblo.jp/koyamangen/entry-10160005269.html


前回はコチラ。

http://ameblo.jp/koyamangen/entry-10160948869.html#main


初回で、私はこう申し上げました。


「通常バイヤーとして購入する物品は、「市況」に大きな影響を受ける「原材料」を加工した

(≒付加価値が付いた)モノです。

そうであれば、普通、理論的に正しい価格(付加価値を認めた価格)で売買されなければならない訳です。

そう考えると、普通、理論的に正しい価格が価格帯を形成し、それが相場を形成することになりますね。

ですが、実際はそうならない場合があります。」


そうならない理由として、売る側と買う側の力関係があるから、と付け加えました。


適正な相場が形成されない≒買う側が強い(バイイングパワー大)、ということですね。


当然、逆のパターン(セリングパワー大)もある訳です。



一般的に言えば、


・買う側が、大口需要家であればあるほど、売る側の業者数が多ければ多いほど、製品付加価値が

 低ければ低いほど、

 ⇒バイイングパワーが大きくなるし、


・売る側の業者数が少なければ少ないほど、製品付加価値が高ければ高いほど、

 ⇒セリングパワーが大きくなる

 *売る側の「会社規模」は問題にならないところがミソ。


言いたいことは、

・バイヤーは、自分が買おうとしている製品もしくは資材が、自社及びうる側にとってどう位置づけられ

 るか、その立ち位置を把握してから事に臨んだ方が良い。


・営業は、自分が売ろうとしている製品もしくは資材が、自社及び買う側にとってどう位置づけられるか、

 その立ち位置を把握してから事に臨んだ方が良い。


ということです。


営業をされている方なら、「内の商品は付加価値あるのに、バイヤーは値段しか見ない」と思われたこと

があると思います。


一度、自社製品をチェックされることをお薦めします。


では、また。