大分前のお話の続きです。
前々回はコチラ。
http://ameblo.jp/koyamangen/entry-10160005269.html
前回はコチラ。
http://ameblo.jp/koyamangen/entry-10160948869.html#main
初回で、私はこう申し上げました。
「通常バイヤーとして購入する物品は、「市況」に大きな影響を受ける「原材料」を加工した
(≒付加価値が付いた)モノです。
そうであれば、普通、理論的に正しい価格(付加価値を認めた価格)で売買されなければならない訳です。
そう考えると、普通、理論的に正しい価格が価格帯を形成し、それが相場を形成することになりますね。
ですが、実際はそうならない場合があります。」
そうならない理由として、売る側と買う側の力関係があるから、と付け加えました。
適正な相場が形成されない≒買う側が強い(バイイングパワー大)、ということですね。
当然、逆のパターン(セリングパワー大)もある訳です。
一般的に言えば、
・買う側が、大口需要家であればあるほど、売る側の業者数が多ければ多いほど、製品付加価値が
低ければ低いほど、
⇒バイイングパワーが大きくなるし、
・売る側の業者数が少なければ少ないほど、製品付加価値が高ければ高いほど、
⇒セリングパワーが大きくなる
*売る側の「会社規模」は問題にならないところがミソ。
言いたいことは、
・バイヤーは、自分が買おうとしている製品もしくは資材が、自社及びうる側にとってどう位置づけられ
るか、その立ち位置を把握してから事に臨んだ方が良い。
・営業は、自分が売ろうとしている製品もしくは資材が、自社及び買う側にとってどう位置づけられるか、
その立ち位置を把握してから事に臨んだ方が良い。
ということです。
営業をされている方なら、「内の商品は付加価値あるのに、バイヤーは値段しか見ない」と思われたこと
があると思います。
一度、自社製品をチェックされることをお薦めします。
では、また。