アマチュアの鏡であるべし❗️
球探し3分ルールの明確化
前週の米女子ツアー「ショップライトLPGAクラシック」でボール捜索時間が規定の「3分」を超過していたことが翌日に判明し、テレビキャスターからの指摘で失格となった畑岡奈紗選手。
14日、ルールの明確化などを求める意見書をSNSで投稿したとの事。
規定が変わり、例え処置を間違ったとしても翌日の視聴者からのルール指摘で失格になる事は無い。
今回は関係者からの指摘で採用されたらしい。
畑岡奈紗選手といえば、国内LPGAツアー5勝、米国LPGAツアー6勝の超実力派の選手。
しかしこの騒動の問題点は、果たしてこれが米国のネリーコルダやタイガーウッズなどの人気選手だったら同じ事が起こるのかどうか❓
である。
恐らく足を引っ張るような指摘は起こらなかったはず。
移民の国アメリカでもやはり自国の選手に対してヨーロッパや特にアジアの選手などに対する味方は違う。
僕らも国内ツアーで誰が勝った❓
え〜、外人かぁ。。
と思うのと一緒である。
SNSを見ると球探し3分のルール明確化を謳った畑岡選手に賛同する意見が溢れている。
アジア人だから厳しく指摘された⁉️
とみんなが感じてるからだと思う。
でも僕の意見はみんなとは違う。
ゴルフ規則の1つ目にある「プレーヤーの行動基準」の項には、期待される行動として、
「誠実に行動すること-例えば、規則に従う、すべての罰を適用する、プレーのあらゆる面で正直である」
と書かれています。
野球やサッカーでは、対戦相手のチームが存在して、ホームランやゴール等で相手から得点を取りあって試合を進めていきます。
ゴルフでは、ゴルフコースが相手であり、自分でゴール(ホールアウト)に進んでいくスポーツ。
スコアを自分自身でチェックするのが自然。
また、アドレスでわずかにボールが動いたというような誰も気づかないようなことでも、ペナルティを正直に申告したことで、世界からスポーツマンシップを称賛された選手もいます。
この例からも分かるように、
『ゴルフは自分自身が審判』
なのです。
人間性も試されるという点が、他に例のない審判のいないスポーツとなっているゆえんでしょう。
そしてプロはアマチュアの鏡でなければいけない。
通常のツアー競技では競技委員が複数人存在するが、それはどうしても判定がわからないルールがある時のみの存在だ。
畑岡選手の今回の球探し3分オーバーは故意でない事は確かだが、どうか受け入れてこれっきり切り替えて次に向かってほしい(本人の発言を聞くと心配は要らないと思いますが)。
アマチュアはコース内外でのプロの行動を観ています。
人間性も素晴らしい誠実な考えを持つ人の頂点がゴルフのプロフェッショナルであって欲しいと願っている。