ゴルフのワールドランキングについて | 小山哲矢プロの徹夜DEゴルフ日記

ゴルフのワールドランキングについて

・USPGAツアー テキサスオープン 55.63ポイント

・USPGA2軍コーンフェリーツアー 14.63ポイント

・DPワールドツアー(欧州)ヒーローインディアンオープン 15.83ポイント(優勝 中島啓太)

・JGTO開幕戦 東建ホームメイトカップ 6.95ポイント(優勝 金谷拓実)

・JGTO Abemaツアー開幕戦 Novilカップ 2.10ポイント(優勝 小鯛竜也)



何の数字かお分かりだろうか❓


オフィシャル世界ゴルフランキングのポイントです(以下OWGR)。


OWGRのポイントの上位者から1年で4回開かれる世界最高峰のゴルフのメジャー大会(マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロ)に出場出来る順位が決まるのです。




近年このOWGRの不公平さが問題になっています。


LIVツアーの選手たちにはOWGRが付与されない事などもそうです。



今回試合によってのポイントを並べてみました。


この数字の意味するところは日本ツアーで頑張ってもワールドランキングのOWGRは上がらず、米下部ツアーでさえ日本の2倍以上のOWGRが付与されるという事。


USPGAツアーのテキサスオープンは米ツアーの普通の試合で、シグネチャーイベントでもなければ特別な試合でもない。


どちらかといえばマスターズへの調整のための試合だ。


それにもかかわらず優勝者には55.63ポイントものポイントが与えられる。



それに対して東建ホームメイトカップで優勝の金谷選手には6.95ポイントのみの加算。


OWGRはメジャー出場のためのランキングポイント。


我々プロゴルファーの夢はやはりメジャーと呼ばれる試合に出場し、歴史に名を刻むこと。


そのための評価のためのポイントが、日本ツアーが米下部ツアーの半分以下で、米ツアーの9分の1というのはやはりおかしい気がする。



米ツアーの凄さは認める。


世界一のフィールドだ。


その下部の2軍ツアーと言われているコーンフェリーツアーにも無名の350ヤードヒッターがゴロゴロいるという。


OWGRのポイント数は、その試合のフィールドの強さによってきまる。


それにしても比重が米ツアーに傾き過ぎているし、その他の国のツアーの比重が軽くなってきている。




今後、日本のツアー選手はこぞって海外に流出していくことが予想される。


日本は経済や政治面だけでなく、スポーツ面も選手一人一人が考えて行動し、世界に対しての姿勢が試される時でもある。




写真は昨日完成のセントクリークGCのアイアン専用打席。


今日から使用可能。


ドライバーは打たないでくださいね😁