ゴルフクラブ業界その②
ゴルフクラブ(ギア)業界のその②です。
言うまでもなく、近年のゴルフ業界全体は伸びている傾向です。
データで見ると、
2022年の国内ゴルフ用品市場規模(メーカー売上高ベース)は、前年比112.0%の3,092億円となっている。
過去に国内ゴルフ用品市場規模が3,000億円台を記録した年は2001年であるから、実に21年ぶりに大台に達した事になる。
理由としては、2020年以降、国内に限らず世界のゴルフ用品市場が「コロナバブル」と言われる思わぬ好況に沸いており、コロナ禍で屋外型のアクティビティとしてゴルフに注目が集まったことにより2022年の国内市場も前年に引き続いてのプラス成長を果たした。
それ以外にも、原材料高騰を背景とした商品値上げによる金額規模の底上げが成長の一因として指摘できる。
原材料の高騰はゴルフクラブ業界にも影響は大きい。
全てが高い。
写真はQi10 デザイナーシリーズドライバーブラック 99,000円
この限定モデル、飛ぶように売れています。
ローリー・マキロイが使っている新しいスパイダーツアーXトラスTM1トラスヒールパター。
フォルムが丸くなり、もはやスパイダー(蜘蛛)と呼べるのかは疑問だが、とてもやさしくて打ちやすい優秀な製品。
値段は45,540円。
先日ラウンドの際に試打会をやっていたIMIDE AND SUNS(イミドアンドサンズ)。
元セブンドリーマーズ。
ジャンボさんの使用シャフトでしたね。
10万円以下の物は無いし、中には50万とかの物も…。
高級シャフト。
軽くて硬いは珍しい。
こうみると、原材料の高騰により、商品自体が上がってるのか、ブランドイメージを強くしている企業の戦略なのかどちらなのでしょう❓
2025年には、日本の人口の1番のボリューム層である団塊の世代の方々が75歳の後期高齢者になります。
ゴルフを引退する方々が増えるという事です。
また逆にコロナを機に新規ゴルファーが増えました。
この新規ゴルファーを持続的に創出する仕組み。
を作り上げていく事がゴルフクラブ業界のみならず、ゴルフ業界全体の課題となってくるのです。
差別化して、高級路線でマナーにも超厳しい。
これも有りだと思う。
でも全部のゴルフコース、ゴルフクラブ、ゴルフ練習場がそんな事をいつまでも言っていると新規ゴルファーは離れていく。
お得なハーフプレーなど、気軽に回れる安いコースも必要になる。
2025年を前に業界全体の生き残りをかけた様々な戦略に注目したい。