男子と女子のプロテスト受験者数の差 | 小山哲矢プロの徹夜DEゴルフ日記

男子と女子のプロテスト受験者数の差

国内女子、LPGAツアーの下部ツアー、ステップアップツアーの試合数は合計21試合。


対して男子のJGTOの下部ツアーのAbemaツアーは11試合。


賞金額も一緒か女子の方が多いのを考えると、ジュニアゴルファーの特に娘さんを持つ親は、プロゴルファーを目指したくなるもの。



日本女子プロゴルフ協会資格認定プロテストの受験者数は約650人。


そのうちの20名だけが、晴れてプロゴルファーになる事が出来る狭き門。




先日男子のPGA関係者と話す機会がありました。


男子はというと、受験者数500人ほどで合格者は50位タイまで。


僕らがプロテストを挑戦した頃は、2000人の受験者数の中からの40位まででしたので、現在の合格率が違い過ぎる。



女子は難しいだけにプロの価値が上がっている。


男子は簡単とは言わないけど、先に通過してきた者として言わせてもらうと、現在のやり方だと価値が低い。


男子の受験者数の減少は、PGAとJGTOの二つの組織があるからだ。


PGAのプロテストに合格しても、ツアーは出れないし、仕事が増えるわけではない。


研修生の頃は準社員としてゴルフ場の仕事を任され使われていたが、プロになった途端にゴルフ場をクビになる世の中である。


だからPGAのプロテストなんか受けずにJGTOのQTを通りツアーに出るためにそれだけ受験する。


ネットでたまに言われているように、PGAなんて意味が無い。


こんなパターンが多い。




解決策は2つ。




男子プロの価値を上げる事。


ブランディングを見直して一人一人に地方のPGA組織(例えば中部なら中部プロゴルフ協会)が教育をしていく事。






もう一つは、PGAとJGTOの合併である。




JGTOも設立されて25年。


そろそろケンカするのはやめて1つになって欲しい。


このまま受験者数500人ほどの男子では、女子に比べて若手プロが育たない。



そろそろ考え直す時なのでは❓




そんな事を考えながら雨のゴルフ場に向いまーす⛳️