LIVゴルフの勢い | 小山哲矢プロの徹夜DEゴルフ日記

LIVゴルフの勢い

LIVゴルフが盛り上がっている。



色々批判の前にぜひ一度観てほしい。



日本では、LIV GOLF +というアプリで無料視聴する事が出来ます。





LIVの代名詞のひとつが、Golf, But Louder (ゴルフ、だがより派手に)という文言。


イベントホールは大音量のサウンドが響き、ギャラリーをあおるDJと、ど派手なパーティの盛り上げぶりは全く新しいトーナメントと言わざるおえない。


他にも有名ミュージャンの音楽のライブを開催したりもうゴルフトーナメントの枠を超えている。


一応マーシャルの掲げるプラカードがあるらしいのだが、「SHHHHH!(シー!)」や「ZIP IT(口にチャックを)」という文字が記されている。



これは本気で静かにさせようとはしてない。





予選落ちが無く、最下位でも1000万以上の賞金をゲット出来るのは有名な話ですが、LIVゴルフはもっと凄い仕組みがある。


ゴルフはお金がかかる。


出場選手達は移動だけでも飛行機で移動し、レンタカー、ホテル宿泊代、ゴルフのプレー代など、1週間の経費からしたら少なく見ても20万〜50万はかかる。


海外ツアーなので、多分もっとその倍くらいでしょう。



LIVゴルフでは、その経費は全てLIVゴルフ持ち。


選手が食事をするところまで授けられているとの事。


経費をかける事なく収入が入るだけ。


まさにプロゴルファーにとって夢のような話。


そりゃこんな環境だったら世界のトップも移籍してしまう。


ジョン・ラーム、ブライソン・デシャンボー、ブルック・スケプカ、フィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソンなどスター選手がずらりといる。


今週のLIVゴルフの第5戦は、米フロリダ州のトランプ・ナショナル・ドラル(7,701ヤード・パー72)を舞台に開幕する。


トランプはLIVゴルフと親しく、今大会もトランプのゴルフ場で開催される。


次の選挙でもしトランプが大統領になったらLIVゴルフが優遇され、USPGAツアーは更に厳しい立場になると思われます。



プロゴルファーがどのツアーを主戦場にするかは、プロゴルファー自身が決める事。


LIVゴルフはUSPGAツアーよりも試合数が少なく、3日間競技で、賞金額も多く、予選落ちが無い。


そして半ズボンもオッケー。


それまでUSPGAツアーで良好な成績をあげ、家庭を持ったプロゴルファーは、家庭との両立を考えてどんどんLIVゴルフを主戦場にする選手が増える事でしょう。



サウジアラビアのオイルマネーに飲み込まれていく世界最高峰のプロゴルフツアーであるUSPGAツアー。


今後のやり方に注目です。