向上心から生まれたゴルフクラブ達
1979年に1人のゴルフセールスマンが、自分の思った通りの新しいクラブを作りたい。
そういう強い思いを持って脱サラし、銀行から24,000ドルの借金をしてテレビ組立工場であった6,000平方フィートの建物を借りました。
従業員は彼を含めて3人。
しかしそこには従来の木製のパーシモンウッドとは一線を画した、ステンレス銅のメタルウッドがありました。
見た目も音も違うこの新製品は、製品パフォーマンスが全く違います。
低い重心から従来にない高弾道を生み、クラブヘッドの周囲の重みは、ミスヒットに対する大きな寛容性を生み出したのです。
彼の名は、ゲイリーアダムス。
テーラーメイドの始まりです。
テーラーメイドはそれ以来、『革新性』、『信頼性』、『情熱』をテーマにしています。
だから新しい物を作り続けているのです。
現在では、寛容性、直進性、ヘッドのサイズは全てMAXのインフィニティカーボンのウッドが誕生しています。
慣性モーメントはその当時と比べ物にならないくらい大きくなったので、やさしくなりました。
ゴルフの歴史は道具の歴史でもあります。
1959年にゴルフ好きなエンジニアが自宅のガレージでのパター作りからスタートしたPING。
1932年に熱心な一般ゴルファーの会社オーナーが、自分のミスショットがボールに原因があるのでは❓
と思ったらしく、すぐに病院に行き自分の使用ボールをレントゲンにかけてボールの芯がずれているのを発見し、改善したボールを自分で作ったのがタイトリストの始まり。
ゴルフ道具の歴史でした。
各社共通しているのは、ゴルファーの『上手くなりたい』という向上心からが始まりです。
自然を相手にして自分自身の弱い心と闘いながら好きな道具をチョイスしてプレーをする。
とても難しく時には、
『自分には向いてないのでは❓』
と何度と思いながらまた再挑戦したくなる。
それがゴルフの魅力ですね。
テーラーメイド、ピン、タイトリスト、キャロウェイがゴルフ道具の会社の中では抜き出ています。
僕は総合テーラーメイドユーザーです。