PGA会員のTPとTCPの2つの違いとは❓ | 小山哲矢プロの徹夜DEゴルフ日記

PGA会員のTPとTCPの2つの違いとは❓

日本プロゴルフ協会(以下PGA)には、トーナメント部門のツアープロの『TP』と、レッスンに特化したティーチングプロの『TCP』の二つの種類があります。



資格認定プロテストを通った人達がTPで、ティーチングに特化した試験を通った人達がTCPです。




1年で4試合あるテストを全てクリアし、4日間の講習を受けた人達が晴れてTPの資格を取得し、トーナメント部門のプロ、いわゆるTPとなる事が出来ます。


一方TCPは実技1試合で、難易度はグッと下がりますが2年間のうちに何回も全国で行われる講習会に参加して受講してようやく晴れてティーチング部門のプロ、TCPとなる事が出来るのです。



僕は中部プロゴルフ協会で役員を10年以上続けていますが、中部プロゴルフ協会はTCPの入会を許可しておらず、TPのみの団体となっています。



まぁ同じ日本プロゴルフ協会(PGA)の会員なんだからそこは一緒に入会してもいいのになというのが僕の考え。


それでもプロの中には、TP以外はプロと認めないという考えの人が多いと思います。


TPの人達はTCPをプロとして見ていない。


プロテストを通ってこそプロ。



TCPの人達は試合やイベントに呼んでもらえなかったり虐げられてる感がある。



要するに二つは仲悪いのです。




はっきり言って改革が迫られる日本の男子プロゴルフ界。


TPもTCPも一つのPGA会員なんだから、歪みあうのは違うかなと思います。





中部プロゴルフ協会は現状試合に特化した団体。


入会したら何のメリットがあるかと言われると、試合に出やすくなるという事でしょうか。


だから実際はTCPの人達がたくさん試合に特化した団体に入会はしないと思いますが、せめて窓口は開いておくべき❗️



僕は日本も中部もプロゴルフ協会というものは、試合だけでなく、プロアマやレッスンや就職先、所属先など、プロゴルファーの雇用に特化したものが作れたらな。


そんなふうによく考えます。



プロといえど、テレビで放映する試合で優勝争いを複数回していくプロでない限り、食っていく事は出来ません。


ましてや安定や将来の事などは何も保証されていなくて、自分の腕一つで稼ぐという無茶苦茶な職業でもあります。


活躍するためには練習もしなければならないし、練習する環境も大切です。


ゴルフは練習するにもお金がかかりますから。




トータルで見てそういう環境も提供できたらな。




その他、レッスンの先生を募集しているところを紹介するなど、ただの賞金稼ぎのプロゴルファー集団ではなく、ゴルフのプロ集団。


そうあるべきかなと思います。



男子は試合数も減り、40代後半に入り試合に出場する機会は減りました。


そんな時に自分にしか出来ないことは何かなと考えます。