JGTOの次期会長について
日本の男子プロゴルフ界は、日本プロゴルフ協会(以下PGA)と日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)と2つの団体に別れてしまっています。
JGTOは主に男子プロゴルフツアーの開催運営などを手掛け、PGAはプロテストやシニアツアーの開催運営などを行っております。
仲間内から批判が出るかもしれませんが、男子プロ界に身を置く身としてあえて厳しい事を言いたい。
近年の日本の男子プロ界は、JGTOは試合数減少を止められず、PGAは何のために存在してるのか良くわからない団体となっている。
そのJGTOの青木功会長が任期を終え、退任されました。
通算85勝の永久シードの名プレーヤー。
日本語のみで世界のツアーを渡り歩き、現LIVゴルフツアー会長のグレッグ・ノーマンとは無二の親友。
ちなみに会話はノーマンの英語だけと青木さんの日本語だけでなぜか意思疎通が出来ているらしい。
そんな愛される『世界の青木』さんでもJGTOの試合数減少を止められなかった功罪は少なくない。
次期会長に、PGA、JGTO両方の会長を務めた事がある倉本昌弘さんが候補に上がっている。
PGAから独立したJGTOを作ったのも倉本さんで、またPGAを壊したのも倉本さんだと言われている。
僕が思うに、これも大問題だと思う。
倉本さんはもしかしたら何か事業を経営されているのかもしれないが、JGTOの会長はやはり外部からマーケティングのプロを招聘すべきだと思う。
今や死に体となったJGTOと存在意義がよくわからないJPGAとの関係再構築は日本男子ゴルフ界の将来を左右する事案です。
かつてJGTO会長には、海老ジョンイルと呼ばれた元NHK会長の海老沢勝二さんが就任されていたが、中々の強引なやり方に選手達からの不満も多かったのだろう。
だからといって、かつての名プレーヤーが企業団体のトップに就任したとしても、有名だからと言って仕事が取れるほど周りの企業との関係は甘いものではないと想像する。