お久しぶりの投稿です。
同世代で家を買う人が随分多くなってきました。
先日、司法書士の同級生が奥さんの親戚の土地(田んぼの真ん中のような立地)に家を3000万で建てることになったと話しておりました。
購入原資は勿論ローンでとのことで。

相談ではないので触れずにいましたが、仕事柄こればかりはホントに気になるところです。
今回のケース、以下メリットとデメリットをまとめてみました。
〇メリット
・土地代がかからない
・子供ができた時に親御さんに見てもらえる

〇デメリット
・処分時に親族名義の場合、その親族の合意が必要
・相続で奥様が土地を相続できなかった場合、様々な要求(土地代等)されるおそれがある
・徒歩圏内に公共交通機関が無いほどの田舎であり、新築当初より換価性が低い
・お子さんの通学に不便
・老後の移動手段が車に限られる

ざっと以上です。
メリット、考え方にもよるのかもしれませんが、客観的に見て殆どないですよね、、
親御さんの面倒をみたい!という奥さんの想いが強い等特別な背景があればまた話も変わってきそうなものですが、それだとしても、3,000万円はやりすぎ感が否めません。
何しろ購入してすぐに売るくらいでも無い限り、まず損をする可能性が非常に高いからです。
住宅ローンは元利均等返済がオーソドックスで、借入の前半期間は利息ばかりを返済しています。そのため、当初10年ほどはそれほど元金の返済が進んでいないことが多いです。
そんな中で親御さんが急逝、あるいは施設に入る等のライフスタイルの変化があった場合、処分という選択肢が採りづらくなるのは明らかです。
また、今後より高齢化が進む中、地方都市はコンパクトシティを目指して行政サービスを中心部で完結させていくでしょう。諸々のサービスのオンライン化が進む一方で、病院等の施設は人の集まるところにしか出来ません。オンラインで治療は受けられませんし、何より急に駆けつけてもらわなければならない事態(火災、急病等)には圧倒的に不利です。
親御さん目線では逆に便利ですが、若い世代からすると不便以外の何ものでもないと思います。

建物は基本、価値が減少していくものです。
その点よくご理解いただき、まずは利便性第一に考え、最悪状況が変わって手放すとしても、処分が容易に行えるかどうかをしっかりと検討していただけると良いかと思います。
これからご自宅を買われる方のご参考になれば幸いです。