選挙とパレート最適化問題 | anna-frederica

anna-frederica

ブログの説明を入力します。

党の政策すべて支持などというのは自分の脳みそで考えない人を除いているわけないですし、理想を求めていたら投票できる党はなくなってしまいます。

どっちもどっちの選挙で候補者を選ぶ際にはほとんどの人は、「〇〇だから」という単純な理由で選んでしまいますが、そんないい加減な選び方でなく真剣に選ぼうとすると、互いに競合する複数の目的関数の元で最適化を行いパレート最適解を求める多目的最適化問題になってしまいます。

与党と野党の2人のうちどちらか1人を選ぶような選挙区でなく選択肢が複数あれば、一般にはパレート最適解は複数存在してパレート最適フロントからどのパレート最適解を選択するかは個人の思想信条に従えばよいのですが、現実の選挙では目的関数が隠されたまま二択に持ち込まれてしまっていることが多いですね。

目的関数が分からないまま、そんなムズカシイいことはわかんなーいと人気投票のように候補者選びをする若い人たちが少しでも少なくあるように願っています。

そういう人たちはどうせ私のブログなど読まないでしょうから、敢えてそういう人たち向けの説明にしなかったのはお察しの通りです。