「戊戌」の人の2024年
2024年の「辰」とのかかわりで、特殊な関係にあたる組み合わせをもつ人について考察します。
生まれ日の六十干支が「戊戌」の人は、辰巳天中殺になります。
辰巳天中殺の2024年については、以下の記事で考察しています。
「戊戌」生まれの方は、2024年、そして2025年が天中殺にあたります。
四柱推命においては、甲から癸までの十干を一つのグループに分けて、そのグループ名を「旬」と呼んでいます。
「甲午」から「癸卯」までのグループは「第四旬」にあたり、「戊戌」はこのグループに属します。このグループは辰巳天中殺になります。甲から癸までの十干と組み合わされる地支が「午」から「卯」までの十個になり、「辰」と「巳」が結びつく天干がありません。
↓
よって、このグループは「辰」と「巳」の時期には「天」がない、「天」が欠けているので天の助けを受けられないと解釈するわけです。
また「戊戌」の人は、天干が「戊」になります。
「戊」の人の2024年については、以下の記事で考察しています。
2024年の干支は「甲辰」になります。
「甲辰」の「辰」と、「戊戌」の「戌」は、冲の関係になります。
「辰」と「戌」は、冲の関係にはなりますが、おなじ「土」の性質をもつ地支でもあります。「辰」は春の土用、「戌」は秋の土用にあたります。
なので、対立要素もありますが、土という意味では共通点もあるという関係です。
「戊」の人にとっては、2024年は天中殺の年であり、地支は対冲の関係に有りということで、波乱ぶくみです。
しかし、「土」の地支を持つ人はコミュ力の持ち主なのでうまく処理できるのではないでしょうか。
もともと「戊戌」の人は、天干も地支もおなじ土なので、自分自身の強い自我の持ち主なので、「甲」＝偏官が巡ることで、強い面を制してもらえるのでいい作用もあると思います。「偏官」は仕事や行動の星です。
自分を抑えて人のためにつくす年ということでしょう。
今年4月から赤十字に就職される愛子内親王さまも「戊戌」の生まれなので、仕事をするのにふさわしい年なのかもしれませんね。
いずれにしても2024年は慎重に行動して吉ですね。