天中殺周期-辰巳天中殺-
2024年からはじまる2年間の辰巳天中殺の人の運気のバイオリズムについて考察したいとおもいます。
2024年と2025年は、辰巳天中殺の人にとって「天中殺」に当ります。
天中殺は、「地」にたいして「天」が欠けている時期、天の助けやアシストを得られない時期という意味があります。
なので、この時期には、家や車のような大きな買物をするとか、独立や起業をするなどという行動を控えた方がいいといわれます。
では、この時期は何もせずに、じっとやり過ごすしかないのでしょうか?
まず、考えておかなければならないことは「天中殺」の時期とは、誰にでも巡ってくる12年のバイオリズムの一時期にすぎないということです。
運気のバイオリズムに組み込まれた時期であるということです。
それは、この時期をいかに過ごすかで、その後の人生のあり方が変わるということを意味しています。
では、天中殺の時期にはどのようにすごすといいでしょうか?
- 人の役に立つ、人の幸せに資することをする
- 自分の内面を磨く。自己研鑽にはげむ。
- 自分の才能にかかわるたのまでごとは進んで取り組む。
まず、自分よりも周りの人に目を向けてみましょう。苦しんでいるのは自分だけではなく、多くの人が困難の中にあることに気づくかもしれません。
そうすると、そのような人の役に立つことがあれば取り組むことで、自分の立ち位置を確認することもできます。
「いちど私の目でみてくれれば・・・」
『エリザベート』というミュージカル作品の中の台詞です。皇后エリザベートと皇帝フランツ・ヨーゼフは、紆余曲折あって不仲になります。皇后は一人で旅に出てしまいます。そんな皇后に会いにいったヨーゼフがいう台詞です。
人は、基本的に自己中心な生き物なので、「自分の立場」「自分の目」で物事を見ています。しかし、時には見方を変えて人の立場や人の目になって物事を見ることで気付くことがあるはずです。
ボランティアに参加したり、寄付活動するとか、お墓参りをするとかしてみてはいかがでしょう。何も大きなことをする必要はありません。
電車で席をゆずるとか、道を聞かれたら親切に案内してあげるとかそんな小さなことでも実践してみては・・・
でも、苦しい情況のときには、「自分のほうが助けてほしいよ。人のことをかまっている余裕なんてない!」って思うかもしれません。
そういうときには「お布施」をするのはどうでしょう?
「お布施」というと、それこそ、法事の時にお坊さんに渡す「お金」でしょっと思われるかもしれませんが。
「布施」には、見返りを求めずに善行を行うことで、運を授かり、幸福がもたらされるという意味もあるのです。
たとえば、
「和顔施(わがんせ)」・・・にこにこ笑顔をする
「言辞施(ごんじせ)」・・・言葉で相手をおもいやる
これなら、智恵がなくてもお金がなくても誰にでもできることです。
そして、このようなことが、ときによってはお金より絶大な力を発揮することもあるのです。
二つ目の自分の内面を高める、自己研鑽については、それまで、機会がなかったことで、学びたいな~と思っていたことに挑戦してみるのもいいでしょう。
介護の勉強をするなど、人のためになることを学ぶのもいいでしょう。
ヨガをしたり、ウォーキングをしたり、瞑想をしたり、自分の身体のメンテナンスをすることも心を豊かにすることにつながります。
三つ目は、四柱推命で導き出される自分の星の特性を活かして行動し、人と関わっていくということです。
いずれにしても、天中殺の時期は2年間続きます。この間に何もしないで過ごすのはもったいないことです。天中殺の時期に自分を磨き、人との交流を大切に過ごした人は、天中殺明けに飛躍できると思います。