天中殺周期とは

 

四柱推命は生まれた生年月日時間を干支に置き換えて占う占いです。

甲、乙、丙、丁・・の十干と、子、丑、寅、卯・・の

十二支を順番に甲子、乙丑と組み合わせていくと、

六十通りの組み合わせができます。

なぜ120通りでないかというと、陽干は陽支と陰干は陰支

としか結びつかないという法則があるからです。

そして、この干支の組み合わせには1番から60番まで

干支番号」がふられています。

 

甲子、乙丑、丙寅・・・癸酉まで組み合わせていくと、

戌と亥が余ります。

甲子から癸酉までの干支番号1から10までの10組は、

「戌亥天中殺」のグループになります。

つまり、このグループは「戌亥」が欠けているのです。

 

同様に、

干支番号11~20までのグループは申酉天中殺グループ、

干支番号21~30までのグループは午未天中殺グループ、

干支番号31~40までのグループは辰巳天中殺グループ、

干支番号41~50までのグループは寅卯天中殺グループ、

干支番号51~60までのグループは子丑天中殺グループ

になります。

 

 

ちなみに、このグループのことを「」と呼びます。

干支暦では年月日時間すべてが干支で表されます。

日の場合、10日で「一旬」することになり、約2カ月間で、

60干支が一巡りします。

一月は約30日で、初めの10日間を「上旬」、

次の10日間を「中旬」、そして更に次の10日間を

「下旬」というように、「10」ずつの区切り:グループを

」というわけです。

 

さて、天中殺ですが、戌亥天中殺の旬にあたる人は、

戌亥が欠けています。

または、戌亥の時期に「天」の部分が欠けているのです。

なので、この時期に天からの助けを受けにくくなったり、または、目に見えない「直感力」が鈍ったりする現象が起こりやすくなるのです。

なので、この時期には慎重に行動することが求められるわけです。

 

天中殺の時期は慎重に行動し、自己投資や学びの時期とすることがいいようです。

また、人のためになることは、自ら買って出て「徳を積む」ことで、穏やかにすごせるようになるでしょう。

 

天中殺の時期は、運気のバイオリズムが低迷する時期ですが、それを抜けると運気は徐々に上向いていきます。

年のサイクルで周期を見ていきましょう。

 

天中殺(2年間)

  ↓

目覚め」の年

   ・・・新しいことをスタートさせるのに適した時期

  ↓

成長」の年

   ・・・自己成長を目的に積極的にチャレンジする時期

  ↓

選定」の年

  ・・・要不要を見極め、中途半端なものは手放し、

     身辺整理する時期

  ↓

小休止」の年

  ・・・一時的な運気のへこみ。人間関係のトラブルや

     健康面の不安など、精神面、肉体面での

     落ち込みを感じる時期。

  ↓

広がり」の年

  ・・・うきうきした気分になれる。楽しい出来事が

     おこる。

  ↓

空回り」の年

  ・・・結果が出にくい。予想外の出来事が起こる。

  ↓

追い風」の年

  ・・・運気が大きく好転して、ステージアップできる。

  ↓

実り」の年

  ・・・仕事や学業で成果が期待できる。金運上昇。

  ↓

収穫」の年

  ・・・成果をえる。集大成の時期

  ↓

蓄え」の年

  ・・・運気が徐々にスローダウンする。

     天中殺にむけての準備の時期

 

以上のようなバイオリズムが、日ごと、月ごと、または

年ごとに動いているということです。

そして、バイオリズムの期間が長くなればなるほど、

大きい影響を受けることになります。

そういう意味で、1年毎のバイオリズムは重要ですし、

10年毎(四柱推命では「大運」と呼びます)の

バイオリズムはもっと大きく影響するともいえます。

 

しかし、10年は計画を立てるのには長すぎるスパンと

思われます。やはり年間計画を立てながら

すすんでいったほうが、生きやすいように思います。

 

なので、次からは、6種類の天中殺グループそれぞれの、

今年2024年(2/4からはじまる)と、来年2025年の

運気に焦点を当てて考察していこうと思います。