風葬の洞窟~死者が眠る禁断の聖域~ | 1分で震える怖い話し

1分で震える怖い話し

1分で震えるほど怖い話しを紹介。

 

 

隆と修一は、古代の風葬の洞窟に探検に行った。

洞窟の入口には「立入禁止」の看板が立っていたが、二人は興味本位で中へ入った。

洞窟の中はひんやりとしており、薄暗い光の中に無数の石積みの塚が並んでいた。

「これが風葬の跡か」と隆が言うと、修一は「何か見られている気がする」と答えた。

奥へ進むと、突然「帰れ…」という囁き声が聞こえ、二人は慌てて引き返そうとした。

しかし、洞窟の出口には無数の石積みがあり、二人を閉じ込めるように並んでいた。

背後からは「帰れ…」という声が続き、二人は必死で逃げ出した。

翌朝、二人は洞窟の外で発見されたが、修一はそのまま精神を病んでしまった。

彼はそれ以来、夜になると洞窟で聞いた囁き声に悩まされ続けている。

隆もまた、夜になると洞窟で聞いた声が頭から離れず、次第に精神を蝕まれていったという。