御霊塚~霊魂が集う恐怖の集落~ | 1分で震える怖い話し

1分で震える怖い話し

1分で震えるほど怖い話しを紹介。

 

 

健二と沙織は、古い御霊塚に興味を持ち、夜中に訪れてみることにした。

塚には古びた祠があり、苔むした石碑が並んでいた。

「これが御霊塚か」と健二が言い、沙織が「何かいる気がする」と呟いた瞬間、

祠の奥から「来たな…」という低い声が聞こえた。

二人は驚いて後ずさりしたが、足元に無数の手形が浮かび上がり、次第に近づいてきた。

「逃げよう!」と沙織が叫び、二人は御霊塚から走り去った。

しかし、数日後、健二と沙織は突然行方不明となった。

警察が御霊塚を捜索したが、二人の痕跡は見つからなかった。

それ以来、夜になると御霊塚の祠から「来たな…」という声とともに、石碑の周りに無数の手形が浮かび上がるようになた。村人たちは恐れおののき、御霊塚には絶対に近づかなくなったが、興味本位で訪れた者は二度と姿を現すことはなかった。