山間に揺れる怪火~彷徨う霊の誘い灯~ | 1分で震える怖い話し

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祐一と徹は山間部でキャンプを楽しんでいた。夜になると、突然、山中に怪火が現れた。

「あれは何だ?」祐一が尋ねると、徹が「狐火だよ」と笑って答えた。

興味本位で二人はその火を追いかけたが、次第に道に迷い込んでしまった。

周囲を見渡すと、いつの間にか火は消えており、真っ暗な森の中に取り残されていた。

焦った二人は引き返そうとしたが、そこに再び怪火が現れた。

「あっちだ!」祐一が叫び、火に向かって走り出した。

だが、その火に近づくと、火は突然消え、代わりに背後から奇妙な囁き声が聞こえた。

「こっちだよ」二人は恐怖に駆られ、森の中を走り続けた。

翌朝、祐一は無事に見つかったが、徹は行方不明のままだった。

その後、徹の姿は森の奥深くで焚き火を囲むように座り込む姿で見つかったが、彼の顔は火傷で焼けただれていた。