火山活動が活発化している浅間山では、今週に入ってから発生した火山性地震の合計がきょう(27日)までの5日間で261回にのぼり、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量は1日あたり最大2900トンを観測した。
気象庁地震火山部が今週二日間かけて行った現地調査では、火山ガスの放出量が25日に最大2900トンを観測するなど、1日あたり平均2600〜1600トンの放出量があった。
23日から27日午後3時までの5日間に発生した火山性地震の合計は248回で、夜間には山頂の火口付近で噴煙が赤く輝く火映が見られているという。
山頂の南南西に位置する塩野山に設置した傾斜計では、2016年以降、緩やかな地殻変動が観測されている。